【更新】コーエーネット(2697)、ゲームソフトレンタル事業「レンタネット」開始

2006年04月25日 08:10

レンタネットイメージ【コーエーネット(2697)】は4月24日、ゲームソフトレンタル事業「RentaNet(レンタネット)」を開始することを取締役会で決定したと発表した([発表リリース、PDF])。

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業務内容の詳細や具体的な開始時期などについて解説はまだ行われていないが、事業の主旨については次の通り記されている。

現在、デジタルエンターテインメント市場では、映画や音楽についてはメディアの販売やレンタル、ダウンロード販売や劇場での興行など、同じコンテンツをさまざまな流通チャンネルによりユーザーの皆様にお楽しみいただけます。一方、ゲームソフトはこれらのコンテンツに比べて流通チャンネルが限られております。「RentaNet」は、販売店様とゲームソフトメーカー各社様のご協力により、ゲームソフト市場の活性化を目指すものであります。

「RentaNet」を展開することにより、ユーザーの皆様の利便性を高め、新たな市場を創出いたします。また、販売店様へ新たなビジネスをご提案させていただくとともに、メーカー様およびクリエイター様にとって新しい収益源となり、新規ゲームソフトの開発を側面から支援する役割も果たしてまいります。

コーエーネットは、「RentaNet」を通じて、ユーザー様、販売店様、そしてメーカー様およびクリエイター様にとって有益な市場を創造し、ゲームビジネスの発展に寄与したいと考えております。


なお、投資資金見積について「サーバー及びソフトウェア等への投資として、約2億円を予定しております」という記載があり、単なるソフトの物理的貸与の他に、ネットワークを通じたソフトウェアのレンタリースも検討していることが推測できる。

「レンタネット」では、レンタルや中古ソフトという部門では意見の対立が激しい「販売店」「ソフトメーカー」双方から協力を得る、とある。取扱うゲームソフトがパソコン用のものなのか、それともゲーム機用のものなのかなども不明なのでビジネススタイルがどのようなものになるのか検討がつきにくいのが残念だが、投資規模から考えると、物理的なパッケージソフトをやり取りする方策ではないのか、あっても小規模なもので、ネットワーク絡みのものがメインになると思われる。

ゲーム業界の活性化のために、どのような妙策を提示してくれるのか、「レンタネット」の詳細発表に期待したいところだ。

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