レオパレス21(8848)の社長、48億円不正運用問題で引責辞任へ

2006年05月24日 06:30

株式イメージ【レオパレス21(8848)】は5月23日、先に【5月16日は「レオパレス・アーバンショック」といわれるようになるかも? 新興不動産会社での会計不祥事相次いで発覚】でも報じられたように深山祐助社長が共済金の目的で入居者から集めた約48億6500万円を不正に運用し、知人の不動産会社に貸し付けていた問題で、深山社長が6月1日付けで引責辞任することを発表した(発表リリース)。

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リリースによれば辞任した深山氏の後任には副社長の大場富夫氏が就く。また、深山氏は社長職だけでなく取締役としての立場も放棄する。辞任の理由について深山氏は「世間をお騒がせしたため」としている。

なおそれ以外の対処については現在のところ発表されておらず、行われる様子もない。さらにレオパレス21側では【本日の一部報道の不適切な表現について】にもあるように、今回の件を「不適切な行為」であるとしたものの「外部の弁護士による法的問題に関するチェックを経たもの」「取締役会の事後的承認は受けている」「貸付は回収済み」「資金そのものも共済金名目で集めたものではない」とし、報道で「資金不正流用」「共済金目的で集めた資金を私的流用した」という表現が用いられたのは遺憾であるとしている。

今回の状況、結果についてどのように判断を下すのかは、投資家一人一人が決めることであろう。

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