イーホームズが架空増資で捜査を受けるとの報

2006年04月20日 04:20

株式イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]によると一連の耐震強度偽装事件で渦中にある民間の検査機関【イーホームズ】【国土交通省】から確認検査機関の指定を受けるため、架空の増資を行って登記していた疑いがあることが明らかになった。【警視庁】では公正証書原本不実記載の容疑で捜査を進めているという。

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記事によると今回の容疑は、昨年の耐震強度偽装問題でイーホームズを家宅捜査した際に押収した資料の分析の中で明らかになったもの。建築基準法では、一定以上の規模の建築物の確認を行うためには5000万円以上の資本金が必要だが、イーホームズは社長の藤田東吾氏が知り合いなどから一時的に資金を借りて5000万円に増資したように見せかけ、うその登記を国土交通省に提出したとのこと(見せ金行為)。

この報道に対しイーホームズは4月20日【否定発表】を行っている。それによれば

当社の増資は適法に行っております

ご関係者の皆様

当社が平成13年10月に行った増資に関し、一部の報道等において不適当な扱いがあったかのように伝えられておりますが、増資は適法に行われており出資金額は実態のある資産として資本の充実は図られております。よって、増資に係る嫌疑は事実無根であることをお伝えいたします。
なお、現在、警察当局より本件について一切の問い合わせや通知を受けていないことも併せてお知らせいたします。

イーホームズ株式会社
代表取締役 藤田東吾


とし、これを完全に否定している。

なお【SBI(8473)、イーホームズの株式を取得し子会社化】でも記事にしたようにイーホームズについては4月4日、【SBI(8473)】が発行株数の約49%を取得し筆頭株主となっている(取得金額はイーホームズ資本金の1億2600万円以下のもよう)。今回の報道が事実であるとすれば、直接的な財務上の影響はともかく、SBI側の買収のもくろみ上重大な支障が生じることは否定できまい。

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