アイフルの広告自粛でチワワおじさんも「どうする、お仕事?」との話

2006年04月19日 12:30

株式イメージ先に【「どうする、アイフル」は広告分野でも】にもあるように[アイフル(8515)]の行政処分と広告自粛によってメディアへの自粛通達が行われつつあることは報じたが、その広告のメインパーソナリティでもあった「チワワおじさん」こと清水章吾氏も、当然のことながら頭を抱えているという(【参考記事:JIN ビジネスニュース】)。「突然テレビCMの中止が決まって困っている。今後どうしていくか広告代理店と相談している」とは所属事務所の談。

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清水章吾氏は消費者金融のCMで脚光を浴びた俳優の一人。2003年にアイフルがスタートしたチワワ犬【くぅーちゃん】とのシリーズテレビCMで、元記事の表現をそのまま引用すれば「売れない俳優」が一躍引っ張りだこな存在に。これまでの「消費者金融のコマーシャルはネガティブなイメージになる」というこれまでの常識をくつがえすことにもなった。

元記事にもあるように、「くぅーちゃん」以降[プロミス(8574)]、【アイク】【レイク】、[アコム(8572)]、[武富士(8564)]などが売り出し中タレントの活躍の場を提供した。タレント側には「登竜門的位置づけ」として消費者金融のコマーシャルを捕らえ、消費者金融側にはイメージアップを印象づけたわけだ。

ところが今回のアイフル騒動で、イメージ先行の現状を危惧する指摘があらためてされるようになった。ここまで一連の処分対象内容が報じられると、かつてそうだったように消費者金融へのCM出演はよからぬイメージになるのではないかとする考えも出てくる。

CM自粛期間終了後、清水章吾氏と「くぅーちゃん」によるシリーズが新たに始まるのかは不明。恐らくは今年一杯は派手な展開は難しいだろう。清水章吾氏にしてみればまったく自責の無い、「青天の霹靂」ともいえる今回の騒動。俳優としてよい経験ととらえ、さらなる飛躍を果たして欲しいと思うのだが。アイフル・くぅーちゃんと共にという強烈なイメージが浸透しているここしばらくの間は、清水章吾氏も色々難儀するかもしれない。

また、広告代理店や各消費者金融会社も、これまでのような俳優・タレントを用いたイメージアップ作戦からの方向転換を迫られる可能性もある。となればそのお得意先となっているタレント事務所や各メディアも静観している場合ではないかもしれない。

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