GMOインターネット証券構想の一つ「API公開」で何が変わるか

2006年04月20日 19:30

株式イメージ【GMOインターネット(9449)】の代表取締役社長兼会長の熊谷正寿氏は4月16日、先に【GMO(9449)、インターネット証券への参入を正式発表。手数料は105円から】で報じたように【GMOインターネット証券】の構想の一つとしてあげているAPIの公開について「このようなことができる」という具体例を自分のブログで説明した(【説明ページ】)。

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APIとは「Application Program Interface」のことで、APIの公開をすることはソフトやデータベースへの接続仕様を公開する、ということになる。すでに【アマゾン】【グーグル】【ヤフー】などが公開を行い、そのAPIに基づいてアイディアと技術のある有志(APIの持ち主以外)がさまざまなツール・サービスを生み出し、世の中を便利にしているという実例がある。

GMOインターネット証券がAPIを公開するということは、同証券のサイト機能やツール機能、証券コンテンツを第三者が自分のサイトやソフトに組み込んで「無料で」利用できるようになる。熊谷氏はその可能性として

・ウェアサイトやソフトの充実
・アフリエイトシステムの導入
・自動株式売買ソフトの製作と利用が可能になる
・自分の売買成績などを「成績の証明付き」で公開できる。売買ランキングコンテストなどを開ける。


などを挙げている。

具体的にどのレベルでどのようなAPIが公開されるのかはまだ不明なのでコメントし難いが、リアルタイムでの株価ランキング(例えば「特定条件下における出来高急増銘柄」などのようなスクリーニング機能込み)や、特殊アラート機能のシステム化など、今まで証券会社毎にばらばらで提供されていた機能が統合された形で、あるいはブログパーツのような形で提供することが可能になる。

さらにもし、株価の反映がリアルタイムともなれば、劇的な変化がネット上の株式情報サイトに起こるだろう(現在は諸般の事情から無料で提供される情報は数十分の遅れで株価が反映される)。

当方(不破)は残念ながらプログラムスキルがないのでAPIを用いて実際に作成することは適わないが、「こういうことができるだろうな」というアイディアはある。正式な公開APIの内容を心待ちにしたいところだ。

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