野村(8604)に続き三菱商事(8058)もネット証券業務に参入

2006年03月30日 19:30

株式イメージ【NIKKEI NeT】などによると【三菱商事(8058)】は3月30日、全額出資完全子会社の【三菱商事フューチャーズ】経由でインターネット証券業務に参入することを明らかにした(【発表リリース、PDF】)。4月はじめにも【金融庁】に登録を行い、6月からは個人投資家向けに商品先物や株式などの金融商品を一元的に取扱うネット取引サービスを開始する。これに伴い子会社側でも4月3日に社名を三菱商事フューチャーズ証券に変更となる。

スポンサードリンク

三菱商事フューチャーズはすでに商品先物取引の大手だが、証券業を登録し社名も変更。現在行っている対面・ネットでの商品先物・為替証拠金取引以外に、同一画面上で株式の現物、信用、株価指数先物、オプションの取引も可能なようにするという。

リリースによれば証券事業では、「若年層から団塊世代まで、又、初心者からネット・トレーダーまで幅広い顧客層に受け容れられる情報、機能、サービスを提供する」予定とのこと。

先に【野村証券(8604)】ジョインベスト証券というネット専業の証券取引会社を立ち上げる話もあり、今後個人投資家向けの小口証券取引事業はますます競争が激化しそうである。とはいえ確かに今後も成長が望まれる分野であるものの、どこぞのネット証券会社のように「儲かるから参入しました」とはばからずに公言した挙句、システムダウンなどのサービス面の劣化著しいシステムしか提供できないようでは困りもの。ネット証券もインフラの一種に他ならないこと、そしてインフラの供給側の責務は何であるかを忘れないで欲しいものだ。


■関連記事:
【野村証券(8604)のインターネット取引専業子会社ジョインベスト証券、5月から営業開始・業界最安の手数料を目指す】

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ