スギ花粉症は4割、心配は3割との調査結果

2006年03月07日 12:10

スギイメージ【asahi.com】によると首都圏8都県市が行った住民アンケートで、スギ花粉症の症状のある人は4割にのぼり、3人に1人は「いつか自分も発病するのでは」と心配しているということが明らかになった。「自分は花粉症にはならないと思う」人は2割に過ぎなかったという。

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記事によればインターネットや郵送などで実施された今回の調査は、2000人近い回答が寄せられた。花粉症を発症しているかどうかの問いには「医療機関で診断された」21%、「診断は受けていないが自覚症状からそう思う」が19%で、症状のある人は合計で40%にも及んだ。さらに「現在は症状はないものの、いずれ発症するのではないかと心配」な人は33%であり、「これからも発症しないと思う」人は21%に過ぎなかった。

症状のある人がどのような対策をしているかも気になるところ。医療機関で治療をうけているのは48%と約半分にも及ぶ一方、市販薬で対応するか特別な治療はしていないという人も48%と同数。また、今後心配している人もあわせて予防のために何をしているかを尋ねたところ、「うがい」「花粉情報に注意」「マスクやゴーグル使用」の順に多かった。また「花粉の多い日に外出をひかえる」という応えも25%いた。

行政機関に期待する花粉症対策では、スギの伐採や枝打ち、大気汚染の改善、治療方法の研究開発の順。すべてがすでに行われているが、劇的な進展がなく今後の展開に期待したいものばかりだ。

先日関東地域でも春一番がふき、花粉がまう季節が到来したことをあらためて思い知らされる「はめ」になった。目の痛みが少しだが感じられる。これから道の往来でも、マスクをする人が増えてくるのだろう。

現代病の一つとされる花粉症。症状が酷いと作業効率も下がり、事故の引き金にもなりかねない。経済的な損失はいかほどになるだろうか。体質改善などもあわせ、国が総力を、というのは大げさかもしれないが、本腰を入れて取り組むべき問題であるに違いはない。


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