アサヒビール(2502)、リンゴ成分の中性脂肪抑制効果を確認。商品化も検討

2006年03月22日 19:20

【asahi.com】によると、リンゴの抽出成分「リンゴポリフェノール」が血液中の中性脂肪が増えるのを押さえる効果があることを、【アサヒビール(2502)】が人への臨床実験で初めて確認した。これまで動物実験でしか確認されてなかったこの効果については、3月25日から開催される【日本農芸化学会大会】で発表される。

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記事によるとリンゴポリフェノールには、小腸で脂質を分解する酵素「リパーゼ」が活性化するのを抑える効果がある。小腸で吸収されなかった脂質はそのまま体外に出る。人間への臨床実験で、リンゴ3個分のリンゴポリフェノールを摂取してから食事をすると、摂取しない場合と比べて血液中の中性脂肪が約20%減る効果が確認できたという。この「20%」という値は、単純比較はできないと前置きした上で、だいたいウーロン茶のポリフェノールと同じくらいの効果があるとのこと。

アサヒビールではこの効果が肥満や高脂血症の予防に役立つとみて、サプリメントなどへの商品化を進める意向。

またしても日本農芸化学会ということでプログラムを調べてみたところ、該当しそうな講演は、【りんご由来ポリフェノールが脂質代謝に及ぼす影響】【リンゴポリフェノールのヒトにおける中性脂肪吸収抑制に関する知見について】などが確認できた。また、同じアサヒビール所属による講演では、花粉症対策に頭を悩ます人には朗報となるかもしれない【「べにふうき」緑茶の抗アレルギー効果】なども見つける事ができた。

それにしても先の京大による「脳内麻薬」の件や同じく京大の食べると食欲を抑えられるたんぱく質」の件など、今回の日本農芸化学会では、肥満・生活習慣病の予防や治療が進展するような発表が相次いでいる。元々日本農芸化学会は毎回このような「注目すべき発表」が山盛りの性質を持っているのか、それともたまたま今回は偶然が重なったのかは不明だが、これらのうち一つでも特筆すべき成果があがり、かつ製品化されれば喜ぶ人も多いことだろう。

もっともこれら、脂肪・コレステロールなどが体内に吸収されるのを防いだり感覚をスライドさせるような物質が、「通常あるべき体の作用から離れた働きをさせる」という点で、体に良いのかどうかということを考えると、(素人考えながら)多少疑問視せざるを得ないところもあるのだが。


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