村上ファンド、阪神電鉄(9043)を買い増して保有比率42.36%に

2005年12月09日 12:10

【NIKKEI NeT】が伝えたところによると、村上世彰氏氏率いるM&Aコンサルティングの投資ファンド、通称『村上ファンド(www.maconsulting.co.jp)』が阪神電気鉄道(9043)】の株式を買い進め、保有比率を42.36%にまで高めていたことが大量保有報告書によって明らかにされた。保有比率は前回と比べて2.59%上昇している。

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記事によると村上ファンド側は前回の報告が行われた10月11日以降12月7日までに1096万2000株を市場などで調達。すでに村上ファンド側と阪神電鉄の経営陣との間では企業価値向上に関する協議が進められているが、この協議への影響力の強化のための買い増しと推測される。

過半数となる50.00%超の取得については可能性がないとはいえず、もしその取得が行われれば、村上ファンドによる当初の主張(阪神球団の上場など)が強力に「提案」される可能性もある。

とはいえ、【先に示したとおり(納得のいく説明が……金融庁、短期売り抜け規制で投資ファンドは対象外)】投資ファンドの実質的な株主はファンド出資者。議決権はファンドに無い。ファンドは窓口に過ぎないから主要株主とは見なされない(。だから規制も適用されない)」という見解が金融庁からなされている以上、株主の権利として「企業価値の向上」云々を言う権利は無いような気もするのだが……。

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