名証、金融庁にトラブル原因と改善策を提出。原因「富士通側操作ミス」と断定

2005年11月21日 04:30

【名古屋証券取引所】は11月18日、先の【11月4日にシステム障害で一時的に取引を停止した件】について【金融庁】に報告書を提出、その中で障害の原因はシステムを管理する【富士通(6702)】側の不手際にあると正式に発表した。

スポンサードリンク

【発表リリース】によると障害の発生原因は富士通側のオペレーターのミス、そのミスの報告をルールに従って報告しなかったこととミス内容を明確に伝達しなかったミス、その後の報告のし忘れ、交代要員への連絡ミスなどが列挙されている。ありとあらゆる面で富士通側の対応に不適切な部分があったこととなる。

障害が発生した際の回避手段を十分に練っておかなかったことや、富士通オペレーターの怠慢を管理し切れなかった名証にも責任の一端があるのは事実だが、それにも増して富士通側の責任は極めて重いと断じざるを得ない。先の【東京証券取引所での障害も結局は富士通スタッフの不適切な行動が原因】だったとされている。

人為的なミスを犯した当事者へのペナルティはもちろん、そのようなミスを引き起こす体質を持っているとしか思えない富士通そのものへも「必要と思われるだけの」罰則を速やかに科すべきだろう。そうでなければまた同じことが繰り返されるに違いない。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ