ケータイで「自分らしさ」を出すためにメールの装飾あれこれ欲しいナ

2009年02月10日 08:00

モバイルイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年2月9日、携帯電話で送受信する電子メールの装飾に関する調査の結果を発表した。それによると、設問側が提示した「新たに登場するとすれば使ってみたい携帯電話のメール装飾サービス」の中では「デコレーションメール素材のダウンロードサービス」の人気がもっとも高く、3割強を示していた。その他「オリジナル絵文字の作成サービス」など文章上で「自分らしさ」を強調できる選択肢に人気が高く、特に若年層のニーズが強い傾向が見られるようだ(【発表リリース】)。

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今調査は2009年1月28日から29日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は668人。男女比は55.1対44.9で、年齢階層比は20代12.6%、30代46.1%、40代33.4%、50代6.7、その他1.2%。なお今回図表の作成にあたっては「その他」は数があまりにも少ないため除外した。

最近は写真の送付など多次元化しつつある携帯電話の電子メール。元々携帯電話は音声を送る(通話をする)ものだから本末転倒といえなくもないのだが、単純な文字列から、多種多様に「演出」をして相手に意思を伝える手段が開発され、利用者に提供されている。その一方「_| ̄|○」や「(゚◇゚)ノ」のような「アスキーアート(絵文字)」など、作り手側が工夫をして、「個性」を作り出すものも登場している。

それではいくつか選択肢として用意した、最新の、あるいは今後登場するであろう「ケータイメール」装飾サービスとして使ってみたいものはどれかを尋ねたところ、もっとも多くの同意を得たのは「デコレーションメール素材のダウンロードサービス」だった。

携帯電話でのメール装飾サービスで、使ってみたいものはどれですか
携帯電話でのメール装飾サービスで、使ってみたいものはどれですか

調査結果をざっと見すると、次のような傾向が見られることが分かる。

・全般的に男性より女性の方が「メール装飾サービス」への興味関心が強い。
・「デコメーションメール素材」「手書きの文字・イラストをそのまま」に限れば若年層ほど人気が高い。
・多少の差異はあるが、年齢層別でそれぞれの「使ってみたいメール装飾サービス」へのニーズに大きな違いはない。
・特に「オリジナル絵文字の作成」「写真に自分の文字やイラスト」では中堅層から高齢者も若年層に負けないほどのニーズを持っている。


男性よりも女性の方がメール装飾サービスへの要望が強いのは当たり前にしても、意外に中堅層から高齢者(具体的には40~50代)でもほとんど抵抗がなく、むしろ積極的に新しいサービスを使いたい様子がうかがえるのには驚かざるを得ない。

別設問では「メールの装飾を使うか否か」について、40代が6割強、50代でも5割強が何らかの形で使っていると答えており、装飾そのものが広範囲にわたって普及していることを指し示している。それに加えて今設問の結果にもあるように、「単純に文字メールを送るだけ」ではなく、「色々とバラエティに富んだメールを送りたい」というニーズは中堅層以降にもそれなりに強く存在しているのが確認できよう。

デコメールも絵文字も、シンプルな文字列だけでは表現し難い感情やニュアンスを相手に伝えるために生まれ、使われているもの。それは同時に、「他には無い、自分だけの表現」をも意味する。「自分らしさ」を相手に伝えるべく、コミュニケーションツールとしてもっとも身近になった携帯電話のメールでは、今後も多種多様な「表現方法」が生み出され、そして利用されていくに違いない。

そしてそれらの利用によって、あるいは直接相対して語り合う以上の意図を、「自分らしさ」を伝えられる場合もあるだろう。

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