ミネラルの 市販の水は どこが良い? 知名度トップは 「アルプス」と「阿蘇」

2009年02月09日 06:30

水イメージマイボイスコムは2009年1月23日までに、ミネラルウォーターの利用に関する調査結果を発表した。それによると、直近一年以内に飲んだことがあるミネラルウォーターでもっとも多い同意票を得たのは「サントリー天然水(南アルプス/阿蘇)」だった。続く3銘柄も高い同意票が確認されており、多種多彩に店頭に並べられているミネラルウォーターでも、ある程度「ブランドによる選別」が進んでいるかのようにも見える(【発表ページ】)。

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今調査は2009年1月1日から5日までの間、インターネット経由で行われ有効回答数は1万3867人。男女比は46対54で年齢階層比は30代37%、40代31%、50代以上18%。

今やスーパーやコンビニ、酒屋、自動販売機にドラッグストアなど、どこででも見かけるようになったミネラルウォーター。日本での発売当初は「何でお金を出してまで水を買わねばならないのか」という疑問を持つ人も多かったが、現在では各種ジュースやお茶と共に生活には欠かせない販売飲用品のひとつとして重要なポジションを占めている。試しに今度飲み物の自動販売機やペットボトルの棚を見かけたら、そのラインアップにいくつミネラルウォーターがあるか数えてみるとよいだろう。

さて、それこそ星の数ほど発売されているミネラルウォーターのうち、もっとも多くの人が「飲んだことがある」と回答しているもの、つまり「もっとも多人数に飲まれている」のはどのブランドだろうか。今調査では「サントリー天然水(南アルプス/阿蘇)」がトップについた。

一年以内に飲んだことのあるミネラルウォーターは?(複数回答)
一年以内に飲んだことのあるミネラルウォーターは?(複数回答)

トップの「サントリー天然水」にわずかに0.8ポイント差で二位に甘んじたのは「六甲の美味しい水」。次いで「ボルヴィック」「エビアン」と、ここまでが「4割以上の人が飲んだことのある」商品。いわば「ミネラルウォーター四天王」といったところか。思い返せば確かに、これらの4アイテムは自販機やスーパー・コンビニなどいたるところで見かけることができるというもの。

下までずらりと続くミネラルウォーターの商品名を見ると、「海外発のブランドはそのままの名前をカタカナで」「日本のブランドは地名やイメージで『自然』『水の美味しさ』をアピールするもの」が圧倒的に多いことが分かる。トップの「サントリー天然水」はそのまま「天然水」であるし、二位の「六甲のおいしい水」はダイレクトに「地名」+「おいしい水」で自身の品質の高さを誇っている。

これは(恐らくだが)、海外ブランドは元々のブランド力の高さから「実名をそのまま日本で展開してもファンが手にするだろう」という考えによるもの。一方で日本のブランドはほぼゼロからのスタートとなったため、「誰にでもすぐにイメージできる、直接的な表現をうまく組み合わせたネーミング」が好まれたものと思われる。仮にミネラルウォーターの広範囲な一般販売が始まった直後に「サントリーのミネラルウォーター」「ハウス・ミネラルウォーター」とネーミングしてもさほど注目は集まらなかったに違いない。

やや話が脱線してしまったが(笑)、ともあれよほどの宣伝広報が行われるなり、人をひきつける魅力を持った商品が登場しない限り(そしてミネラルウォーターはその「個性」が現れにくい、理解してもらいにくい商品でもある)、「ミネラルウォーター四天王」のポジションはゆるぎないものであるに違いない。


(最終更新:2013/09/04)

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