宅配便 今後もずっと使いたい ネコのマークは トップのしるし

2009年02月09日 06:30

宅配便イメージマイボイスコムは2009年1月23日までに、宅配便サービスの利用に関する調査結果を発表した。それによると、今後最も「使いたい」と考えている宅配便サービスのトップには「宅急便(ヤマト運輸)」がついた。最新調査では実に6割以上の人が賛同している。一方で、それに続く形の「ゆうパック(日本郵便)」は調査年が経過するにつれて、支持率を減らす傾向があるのが見て取れる(【発表ページ】)。

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今調査は2009年1月1日から5日までの間、インターネット経由で行われ有効回答数は1万3867人。男女比は46対54で年齢階層比は30代37%、40代31%、50代以上18%。

単に荷物を所定の場所に運ぶだけでなく、代金引換や生鮮食料品のクール便、オークションの決済代行など、実に多種多様のサービスが用意されているのが現在の宅配便サービス。そのサービスの充実性に驚くと共に「荷物の移送だけでもこれだけニーズがあるんだ」とあらためて驚かされることもしばしば。いわば需要を引き出す形でサービスを提供している宅配便について、今後最も「使いたい」と思うサービスはどの会社のものだろうか。大方の人が予想するとおり、トップには「クロネコヤマトの宅急便♪」のテレビCMなどでお馴染みの「宅急便(ヤマト運輸)」がついた。

あなたが今後最も「使いたい」と思う宅配便サービスは?
あなたが今後最も「使いたい」と思う宅配便サービスは?

今項目についてはマイボイスコムでは足掛け7年にわたって調査を続けているようだが、全般的にこの7年間で少しずつではあるものの支持率がさらに上昇しているように見える。地道な努力がお客の厚い信用を積み増している、といったところだろうか。

その他の会社がほぼ横ばいで推移している(佐川急便がやや減らしているようにも見えるが、これは誤差の範囲だろう)のに対し、「ゆうパック(日本郵便)」がピークの2004年から10ポイント以上も値を落としているのが確認できる。民営化に伴い、サービスが劣化し、お客からの評価が下がったのだろうか。

「宅急便(ヤマト運輸)」の人気が高いのは、先の記事【宅配便 もっとも信頼できるのは ネコのマークの 宅急便さん】http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/02/post_4468.htmlにもあるように信頼度が高い他に、サービスの充実性も挙げられるだろう。

もっともサービスメニューが豊富だと思う宅配便サービスは?
もっともサービスメニューが豊富だと思う宅配便サービスは?

特徴的なのは「いずれもない・わからない」が3割近くを占めていること。冒頭で触れたサービス「代金引換や生鮮食料品のクール便、オークションの決済代行」について、どの宅配便が実施していて、どこがやっていないかを、事細かに知っている人はあまりいないはず。「そこまで覚えてないヨ」という人が多くても当然だと思われる。

「宅急便」を選択した人も、その多くが「ここが多そうに見えるね」という考えによるものだろう。そう考えれば、いかに「宅急便」が実際に豊富なサービスを提供しているのかと同時に、イメージ戦略にも長けていることが理解できる。


宅配便イメージ「宅配便」は元々「自分の荷物を(自分が望んで)相手に届ける」「(気がつけば)相手から荷物が届く」という使われ方がほとんどだった。インターネットと共に普及しつつあるネット通販によって、これにさらに「自分が望んで相手の荷物を届けてもらう」という使い方も急速に普及しつつある。

届けて欲しい商品がバラエティに富んだものである以上、サービスの豊富さは利用する・しないの観点において信頼性と同様に重要な要素になりうる。両者の点で高い評価を得ている「宅急便」は今後も多くの人の支持を得続けることだろう。

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