外食産業の勝ち組日本マクドナルド、売上・最終利益とも過去最高の増収増益を記録

2009年02月05日 08:00

クォーターパウンダーイメージ【日本マクドナルド(2702)】は2009年2月4日、2008年12月期(2008年1月1日~12月31日)における連結通期業績を発表した。それによると売上高は前期比2.9%の4063億7300万円となり、直営店舗とフランチャイズをあわせた全店合計売上高は5183億1600万円を達成。外食産業としては日本でははじめて5000億円を突破した(【発表リリース】)。

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発表された決算概要は次の通り。

・全店売上高……5183億1600万円(前年比+4.9%)
・連結売上高……4063億7300万円(前年比+2.9%)
・連結営業利益……195億4300万円(前年比+16.8%)
・連結経常利益……182億3900万円(前年比+16.8%)
・連結当期純利益……123億9300万円(前年比+58.5%)

・3年連続増収増益
・全店売上高、国内外食産業界初の5,000億円達成


前年より売上高の伸び率以上に営業・経常利益が伸びており、採算性のよいビジネスをしつつ成長をしていることが分かる。外食産業は全般的に「内食志向」「節約志向」で苦戦が続いているが、その一方でお手軽な価格帯で商品を展開する企業は急速に業績を伸ばしている。マクドナルドもその一つで、「100円マック」などの低価格メニューで業績成長に弾みをつけた。また、最終利益が思いっきり伸びているが、これは「日本トイザらス」の売却益によるところが大きい。

短信に目を通すと、2009年12月期は既存の低価格メニューのさらなる展開に加え、色々と話題を集めている「クォーターパウンダー」などの高価格帯メニュー、さらには朝食メニューを充実するなど、品揃えを強化することでさらなる収益の拡大を模索するとのこと。

外食産業の中では数少ない勝ち組と認識されつつあるマクドナルド。どこまでそのアドバンテージを拡大できるか、今年の展開に注目が集まるところだ。

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