書き下ろし四コマ漫画も掲載された「らき☆すた」ファン必見の埼玉新聞元旦発行の「鷲宮特別版」が郵送で全国販売開始

2009年01月20日 06:30

埼玉新聞「鷲宮特別版」イメージ埼玉新聞は1月19日までに、同社が2009年の1月1日に発行した「鷲宮特別版」(2009年元旦号)について、郵送販売を開始したと発表した。同号は女子高生たちのちょっと変わった、それでいて日常っぽい学生生活を描いた漫画『らき☆すた』の書き下ろし四コマ漫画が掲載されるなどで話題を呼び、県外からの問い合わせが殺到しているため、今回の措置が取られたという(【発表ページ】)。

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『らき☆すた』は元々角川書店のコンプティーク誌など各誌で現在も連載中の四コマ漫画。多少実名とは変えているが、埼玉県の春日部共栄高校(作者の美水かがみ氏の出身校でもある)をモデルにした高校に通う4人の女子高生を主人公にしたほのぼの・「あるある」系学園ドラマ風のストーリーが展開されている。当初はコンプティークのみの掲載だったが次第に掲載紙も多誌に渡るようになり、ドラマCDやニンテンドーDS用のゲームが相次いで発売。さらに2007年4月から9月にかけてテレビアニメ化され、プレイステーション2用のソフトも発売された(『らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭』)。現在では『最新刊(第六巻)』やオリジナルビデオアニメ『らき☆すたOVA(オリジナルなビジュアルとアニメーション)』が発売中。

主人公の泉こなたが「埼玉県幸手市(近辺に)在住」、柊かがみ・つかさ姉妹が「埼玉県鷲宮町に位置する鷲宮神社(がモデルとされる神社)の神主が父親」という設定だったことなどから、埼玉県鷲宮町の鷲宮商工会議所が積極的に商品展開を模索するなど、両市町では版元の角川側の協力を得て「町おこし」に積極活用している。特に鷲宮町ではアニメ放送が終了した後も積極的にキャラクタ達を活用し、それが効果的に作用していることも合わせ、「町おこし」の成功事例としても注目を集めつつある。

今回通信販売の対象となったのは、埼玉新聞が1月1日に発売した「鷲宮特別版」。一面には「『らき☆すた』の家 再現~作者旧宅を交流施設に」の大見出しと共に、作者の引越しの際に空き家となる旧宅を「らき☆すた」ファンの交流施設に用いる話が進展している記事が展開され、内面でも「萌えに燃える聖地」なるキャッチコピーと共に鷲宮神社が1ページに渡り紹介。さらに作者である美水かがみ氏へのインタビュー記事と書き下ろし四コマ漫画、イラストなどが「サイタマニアでいこう!」のコーナー1ページ丸ごと掲載されるなど、正月からインターネット上を中心に大いにファンを驚かせ、話題となった。

全国のファンから注目が集まった該当号は該当地域出身者などが確保したうちの少数がオークション品としても出品され、定価の10倍以上もの価格がつくこともあるほどの人気ぶりとなっている。

今回埼玉新聞では問い合わせが多いことに対し、「すべて切手」による代金支払い方法での通信販売を開始することになった。詳細は該当ページを参照してほしいが、1部の場合は新聞代・切手代込みで152円分、以後部数の増加と共に代金も上がっていく(新聞代は1部100円、それに送料が上乗せされる)。一人で10部も買うニーズがあるかどうかは不明だが、現金や小為替、銀行振り替えによる送金ではないため、購入側の負担も最小限に抑えられている。興味のある人は申し込んでみるとよいだろう。


(最終更新:2013/09/05)

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