一台でずっと長持ち・成長に合わせて「変身」するナイス自転車「いきなり自転車」

2009年01月20日 06:30

いきなり自転車イメージ先日、複数の海外系サイトで「子どもが成長していく過程にあわせて形を変形できる、素晴らしいアイディアの自転車」なるものが紹介されていた。具体的には【Wishbone Bike(二又の骨バイク)】というもので、小さいときは三輪車、少し大きくなったら二輪車、さらに成長したら背骨の部分をひっくり返して高さを調節する、というものだった。これを見た時に「似たようなコンセプトの自転車、日本にもあったよな……」ということで記憶をたどり、見つけたのが『いきなり自転車』なる商品。

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Wishbone Bikeイメージそもそも「Wishbone Bike」はよく見ると、ペダルやチェーン機構がついていない。説明によれば地面を蹴って前に進む、バランスを楽しみ鍛えるための自転車のたぐいのもの(キックバイク。【がりとん社では「ライクアバイク」(バイクみたいなもの)とも呼んでいる】)。これはこれで面白いものではあるが、ペダルをこぐ自転車を想像していた人には少々物足りない。

一方、【ピープル(7865)】の「いきなり自転車」シリーズは、しっかりとペダル・チェーン機構がついている、「こいで走らせる」自転車。元々名称の由来が「三輪車パスして、いきなり自転車」ということからも分かるように、成長の過程で「三輪車」「二輪車」「二輪車(やや座高アップ)」と自転車そのものの機構を伸縮・取り外して対応させるという、柔軟性の高い仕組みが採用されている。さらに後ろ部分に「押し手棒」があるので、自転車に乗りたて(特に三輪車から二輪車に切り替え)の子どもに自転車の乗り方を教える際、親が後ろについて押し手棒でガイダンスをすることもできる仕組み。

「いきなり自転車」かじ取り式タイプ
「いきなり自転車」かじ取り式タイプ

写真にもあるように、対応年代は2歳から6歳・身長83~115センチを想定。機能・価格の違いで「かじとり式」「折りたたみ式」「軽合金プレミアム」の3タイプがある。長さは109センチのままだが、子どもの成長にあわせてサドルの部分は地面から35~52センチ、ハンドル部分は58~68センチに調整できるため、子どもの成長にあわせてサイズの変更が可能となる。


二歳の誕生日に三輪車・押し手棒付状態の「いきなり自転車」をプレゼントしてもらい、大喜びな様子。





一部ではペダルを外してキックバイクとして使い、バランス感覚を訓練させるという使い方もあるようだ。

いきなり自転車イメージ新しい物好きの子どもの場合には、(平均で)4年間ずっと同じ自転車を使うことには抵抗がある、ということも考えられる。しかし(三輪車と子供用自転車を別々に購入するよりは)割安であるし、その自転車に対する愛着心を通じてモノを大切にすることを教えるには、ぴったりのアイテムといえる。

ちなみに、先に紹介した「Wishbone Bike」はアメリカドルで249ドルから。日本円に換算すると2万2400円。定価でも「いきなり自転車」のかじとり式・折りたたみ式の通常タイプとほぼ同じ価格。アマゾンなどの通販だと結構な額の割引きが確認できる。子ども用三輪車・自転車のニーズがある時には、一考して見るとよいかもしれない。


(最終更新:2013/09/05)

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