玄米を長期に食べてダイエット、ファンケルなどが効果確認

2009年01月10日 12:00

玄米イメージ【ファンケル(4921)】は1月9日、国立大学法人お茶の水女子大学大学院の山本茂教授と財団法人西日本産業衛生会との共同研究の中で、「発芽玄米を長期的に食べることで、白米と玄米に比べて体脂肪率と中性脂肪が改善される」ことを明らかにした。ファンケル側では軽負担の方法で生活習慣病の予防・改善効果に有用であることを示唆するとコメントしている(【発表リリース、PDF】)。

スポンサードリンク

発芽玄米は、玄米を水と温度管理で少しだけ発芽させたお米。白米に比べ、食物繊維やビタミン・ミネラルなど基本的な栄養素を豊富に含むほか、発芽により玄米と比べても「γ-アミノ酪酸(ギャバ)」が増加するという特徴を持つ。

研究では、肥満で糖・脂質代謝を改善する薬を服用していない成人男女37名を抽出し、さらにメタボリックシンドローム、またはその予備群に該当する20名を被験者として選抜。被験者に主食以外の食事とライフスタイルはそのままで、主食として白米、玄米及び発芽玄米のいずれかを3か月間摂取してもらい、その摂取後の肥満に関連した検査項目の変動を調べた。

中性脂肪変化
中性脂肪変化
体脂肪率変化
体脂肪率変化

調査の結果、実験開始から三か月後において、特に血中中性脂肪に有意な低下(平均21%減)が認められた。体脂肪率についても平均減少率が4%と、中性脂肪よりは少ないものの、減少が確認された。

今回の調査結果を持ってファンケル側では「発芽玄米摂取群で認められた体脂肪率、中性
脂肪の低下は、肥満やメタボリックシンドームの改善を示唆するものであり、日常の食事の主食を発芽玄米に変えるだけの負担の少ない方法でも、ダイエット方法としては
極めて有効であると推察された」と言及すると共に、今後は検証期間を六か月に延長し、被験者数を増やして正確性を高める方向で研究を進めていくという。

当方(不破)は常日頃から玄米を食べているが、「発芽玄米」というのは正直知らなかった。非常に興味があるので調べたところ、『アマゾンでいくつか確認することができた』。中には通常の玄米を発芽玄米として食べる調理機器もあるようだ。……ちょっと考えたくなったのはいうまでもあるまい(笑)。

(最終更新:2013/09/05)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ