アメリカ農務省がオススメする「栄養配分ダイエット」4つのポイント

2009年01月23日 06:30

ダイエットで計算イメージ食事制限をする観点から見ると、ダイエットは家計や企業、国の予算配分と似ている。要は「あらかじめしっかりと食べる熱量・分量を配分し、それ以上のものは口にしない」ことで、過不足無く予算ならぬ栄養がいきわたり、余計な費用ならぬ脂肪がつかずに済むというあんばいだ。アメリカの農務省(The U.S. Department of Agriculture)ではこの考えを元に、健康的な身体・体重を維持しながらカロリーの配分を管理するため、いくつかのアドバイスを行っている。今回はこのアドバイスを紹介することにしよう(【HealthDay】)。

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農務省では日々暮らしていくために必要最小限とされる熱量を超えた、プラスαとして許容できる余計なカロリーのことを「自由裁量に任されたカロリー(discretionary calories)」と呼んでいる。この自由裁量カロリーが増えると、当然体重と本人の頭痛のタネも増えていくことになる。この自由裁量カロリーを管理し、健康的な体重を維持するための4つのポイントは以下の通り。

1.農務省がすすめる「自由裁量カロリー」は100~300キロカロリー/日。その日どれだけ運動をしたかによってカロリー量も変わってくる。

2.「自由裁量カロリー」分は、固形脂肪を含んだり砂糖が加えられた食品に割り当てられる。例を挙げると全乳、チーズ、ソーセージ、ビスケット、加糖のシリアルやヨーグルトが該当する。

3.「自由裁量カロリー」分は上記の「追加的食品」だけでなく、すでに「必要最小限」として選ばれている食品に付加させるものにも割当が可能。例えばソースやドレッシング、バター、加糖シロップが該当する。

4.さらに「自由裁量カロリー」はキャンディーやアルコール、サイダーなどの炭酸飲料にも割り振ることができる。


選択肢だけを見るといかにも多種多様に及んでいるように見える。しかし実際には多くて1日300キロカロリーしかないことを考えると、選べる品物そのものはそれほど多くない。

ソーセージイメージ例えば市販のウインナーソーセージの場合、1本(20グラム)あたり50~60キロカロリー。1食につき2本ずつ追加したらそれでおしまい。ポテトチップスの場合は10グラムで50キロカロリーだから60グラムまで。これは普通のサイズの大体半分くらいに相当する。チョコレートなら大体2/3枚でアウト(いずれも平均的な商品の場合)。

「自由裁量カロリー」は国家予算に例えれば「補正予算」のようなもので、本予算ならぬ「必要最小限とされる熱量」で満足しない部分を支えるための調整役を果たしている。本食の味付けをよくしたいのなら、お菓子を我慢してソースやバターなどに回さねば……など、予算編成や家計簿とのにらめっこのような感覚で望まねばならない。その計算を逆に楽しめるようになれば、農務省が薦める「栄養配分ダイエット」もうまくいくことだろう。

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