携帯電話のフィルタリングサービス利用者が495万人に

2009年01月28日 08:00

モバイルイメージTCA(社団法人電気通信事業者協会)は1月20日、2008年12月末時点で、出会い系サイトなど子どもに見せたくないサイトへのアクセスを制限する「有害サイトアクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)を利用する人が494万9370人に達したことを発表した。今年3月末と比べると150万人強の増加となる(【発表リリース】)。

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フィルタリングサービスとは携帯電話事業者などが提供する、サイトへのアクセスを制限する仕組み。子どもが携帯電話を利用する際に、保護者の立場からは見せたくないと判断するようなもの(出会い系サイト、問題視される内容が多い掲示板、大人向けの情報が掲載されているサイトなど)の表示をブロックし、見せないようにするもの。

2006年11月以降総務省は関連業界に対して「未成年者がフィルタリングサービスを利用するよう、取り組みを強化するように」との通達を行っており、これにあわせて18歳未満の新規加入者を対象にフィルタリングサービスへの加入を義務化。さらに2009年以降は既存の契約者にも拡大する方向にある。

今回発表されたデータでは、昨年末時点での利用者は450万人ほど。

・2008年3月末……342万6000人
・2008年9月末……454万5810人
・2008年12月末……494万9370人


と、9か月で150万人強・44.5%ほど増加している。さらにこの数字には携帯電話本体独自のフィルタリング機能を利用している人は数えていないため、実際に利用している人はもう少し上乗せされるだろう。

フィルタ対象のサイトやサービスを誰がどのように判断するのか、フィルタすべき内容とはどのようなものなのかなど、論議は尽きるところがない。しかし分別のある大人が24時間携帯電話利用を監視するわけにも行かない以上、フィルタリングの必要性は否定できないし、今後もさらに普及は広まっていくものと思われる。

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