一か月に3万5463通のケータイメールを送受信した14歳の女の子

2009年01月19日 08:00

携帯電話でメールイメージ【女子高生 ケータイ利用は 一日2時間 寝る間も惜しんで メールで やりとり】などに代表されるように、特に若年層の間で携帯電話によるメールのやり取りは生活の一部として浸透している。素早く指を動かして意思を表す文字をタイプして相手に送り、同様の過程で打たれたメールを受信する。一連の動作はまるでごく普通におしゃべりをしているようですらある。【Mail Online】ではそのような「会話のような携帯電話のメール送受信」で、ケタ違いの量をやり取りした14歳の女の子の話が掲載されていた。アメリカ・フロリダ州に住むEmilee Coxという少女が自分の携帯電話で2008年6月の一か月に送受信したメール件数は、実に3万5463通に達したというのだ。

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彼女が携帯電話上で送受信したメールはスパムやイタズラの類のものではない。すべて彼女のボーイフレンドや知人との間の、自分が所属するチアリーディング・クラブに関する事柄や、その他雑多なおしゃべりが主な内容。しかも彼女は徹夜同様の睡眠時間で携帯電話を使っているのではなく、ちゃんと毎日8時間睡眠を取っている。1時間に約74通のメールを送受信している計算(1分で1通以上!)。

Emileeの父親Brad氏は、自分の子どもの携帯電話の利用頻度を聞くに及び「1か月に1万4528件ものメールを送受信した、カリフォルニア州のReina Hardesty嬢という13歳の女の子の話を読んで、あざ笑っていたところなのに」と複雑な心境。地方紙のインタビューに対しては「ただ笑って、『どうってことはないネ』と思っただけだよ('I laughed and thought, "That's nothing"')」と答えたという。

当のEmilee嬢は元記事のインタビューに対し「6月はクラブでのキャンプがあったわね。多くの友達が私にメールしてくれたの。キャンプ以外の時には、友達やクラブメートたちとメールでやり取りしたの。電話で直接話すのは苦手だから、メールでやり取りしてるのよ」「それぞれの友達とそれぞれ違ったお話をするの。チアリーディングの話とか、学校の話とか、夏をどう過ごしたかとかこれからの高校生活をどうしようかとか……彼氏とは色々なお話をするわ。彼との『お話』が一番多いわね」などと、「携帯電話経由で」答えたとのこと。

彼女があまりにもメールを頻繁に利用するため、使っていた外付けのキーパッドはクリスマス前に壊れてしまった。そこで父親は携帯電話のプロバイダーを(恐らく料金的にお得なものに)切り替え、そして外付けキーパッド無しの携帯電話を新たに手渡した。彼女のメール頻度は以前と比べて落ち込み、2008年12月には「わずか」1万4083件しか記録されなかった。しかし彼女の成績が特段悪化しているわけではないので、父親としては携帯電話の利用を止めるつもりはないとのこと。

6月には656件「しか」メールを送受信しなかった父親曰く「世の中には彼女を誘惑するようなもっと悪い習慣がある。(だから携帯電話のメール件数が多くてもまだマシだ)」と半ばあきらめの表情。

Emilee嬢が利用している携帯電話業者は「平均すると通常の人では1か月で268件のメールやり取りが行われる。Emilee嬢のペースは驚異的。昼夜を問わず携帯電話を使っていたに違いありません」と驚きを隠せない。

ちなみに世界記録としては、インドに住む男性が1か月に18万2689件という記録があるとのことである。

日本の携帯電話の利用状況は、案外まだマシなのかもしれない。

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