SBIなどのPTS取引、12月22日から昼間でも可能に

2008年12月11日 08:00

株式イメージSBI証券は12月10日、SBIジャパンネクスト証券が運営するPTS(私設取引システム)について、これまでの夜間取引だけでなく、昼間取引(デイタイム・セッション)を12月22日から開始することを発表した。具体的な時間帯は午前8時20分から午後4時30分までとなる(発表ページ)。

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SBI証券などの口座利用者などが利用できるPTS「ジャパンネクストPTS」では現在、午後7時から午後11時59分(ナイトタイム・セッション1)、午前0時30分~午前2時(ナイトタイム・セッション2)の時間帯で取引ができた。今回発表された取引時間の拡張時間帯は「午前8時20分~午後4時30分」(デイタイム・セッション)で、東証などの通常取引所と重複する昼間の時間帯においてもサービスを提供することになる。

今回拡張されるサービスの概要は次の通り。

1.手数料改定(同業他社PTSと比べて「割安」とのこと)
2.呼称の刻みの縮小(デイタイム・セッションのみ)
 呼称は最小で1000分の1刻みとなる。いわく「取引所と比較して、より低い株価での買付、より高い株価での売却など、有利な価格で取引できる機会を提供」。
3.取引時間の拡大
 (大納会など取引所が半日業務の場合、デイタイム・セッションは午前8時20分~午前11時まで。ナイトタイム・セッションはお休み)


ただし「注文の価格は指値のみ」「有効期限は当日中のみ」というこれまでの制限は変更がない。また、取引時間外における事前注文が出来ないという点もこれまで同様のようだ。

今回の「デイタイム・セッション」導入により、取引所と取引時間が被る時間帯はともかく、「昼間で被らない時間帯」、具体的には「午前8時20分~午前9時」「午前11時~午後0時30分」「午後3時~午後4時半」において、曲がりなりにも取引が出来るようになったという点は心強い。特にお昼休み時間帯の稼動は、多くの人が待ち望んでいたことだろう。

企業からのIRは午後3時以降に出されることが多い。「デイタイム・セッション」が企業のIR発表時間帯傾向にどのような変化をもたらしうるのか、注意深く見守りたいところだ。

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