風邪やインフルエンザを予防・対処する方法

2008年12月29日 06:30

風邪イメージ今年も冬の到来と共に、風邪やインフルエンザが流行りだす時期がやってきた。すでに厚生労働省からはインフルエンザ流行宣言が出されているが、本格的な流行は年が明けてからが常。この「風邪」や「インフルエンザ」に悩まされるのは日本人に限らず、海外でも同じようで、Men's Healthでは「母よ、あなたは正しかった(Your Mom Was Right)」という題名で「母親が普段子どもに言いつけるような、風邪やインフルエンザの対処法」についてのまとめを掲載した。日本でも役立つ事柄がいくつも見受けられるので、簡単にまとめてみることにする。

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手洗いイメージ接触感染を防ぐ
配偶者や子ども、同居人が風邪の症状(くしゃみ・発熱)を見せたら要注意。鼻や口、目などから感染する可能性がある。この場合、手を常に清潔に保つこと。

ウイルスなどの侵入に対処する
感染者(病症を発している・いないに関わらず)が身の回りにいたとして、その人から発せられるウイルスなどを100%避ける器用な真似は不可能。食事をしている時ですら、ウイルスなどに接触する可能性もある。

まずはインフルエンザの予防注射を打つこと。そして9月から3月までの風邪にかかり易い期間は、水を多めに飲むこと。体の粘膜の防菌作用を高めることが期待できる。

発病リスク
鼻や口などから侵入したウイルスなどは、細胞に侵食し、活動を開始するかもしれない。免疫力を高めるため、寒い季節は自宅周辺で良いので外での適度な散歩を習慣としよう。身体に寒さの耐性を備えさせると共に、気分もはつらつとさせてくれる。心地よい時間を長く過ごすことでエンドルフィンが分泌されるが、これも免疫力を高める効用があるとされている。

感染
体内細胞に浸透したウイルスなどによって、しばらく経ってから感染者自身が病症を感じることになる。感染を確認してから48時間以内に医師に相談し、治療薬を求めるべき。元記事では具体名としてアマンタジン(シンメトレル)やタイレノールなどを挙げているが、病症などによって有効な薬品は異なるので「医師の指示に従う」としておく。

安静イメージ発病
発症してから数日間がもっとも辛い時期。体内ではウイルスなどが身体の中で悪さをし、くしゃみ、鼻水、発熱などが感じられる。これらはウイルス自身の活動もあるが、むしろ身体の自己回復・治癒力が働いているあかしでもある(特に発熱や疲労)。

可能ならば休暇を取り、自宅で安静にすること。身体の能力を対ウイルスに集中させるわけだ。それがかなわないならせめて仕事量を半分に減らし、お酒を断つように。鼻はかまずにふき取るように。鼻をかむことで、副鼻洞に細菌などが感染してしまうかもしれない。

経過良好か悪化か
普通の風邪やインフルエンザで安静にしているならば、一週間以内に体調が回復してくるはず。しかし場合によっては(アドバイスに従わない場合など)一週間が経過しても病状が改善しない場合もある。その場合、二次的病症、例えば気管支炎や肺炎などに発症する可能性も出てくるので、医者に再度見てもらい、指示を受けるように。

体調が回復したら
一度ウイルスに感染して回復したら、基本的にその人にはそのウイルスに対する免疫ができることになる。その免疫は個人が死去するまで継続する。もし仮に風邪やインフルエンザにかからなかったとしても、それは過去(子どもの時)において同じ型のものに感染していて免疫が出来ていたからかもしれないのだ。

気分が良くなって病症が改善されたら、普通の生活活動に戻ろう。鼻水が出てもかまずにふき取ることは忘れないように。


読み通して見ると「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思うかもしれないが、それはあくまで経験則や保護者などから教わったからに過ぎない。運悪く教わる機会が無かった人には、初めて耳にする話も多いだろう。知らない部分がある人は知識の補強に、知っている人は再確認の意味でチェックしておこう。

子どもの鼻かみイメージ一つ追加事項を。「鼻をかまない」とあるがこれは大人の話。子どもの場合、鼻をかまずにしておくと拭かないどころか逆にすすってしまうなどの行為に走ることがある。これを繰り返しているとウイルスなどが妙な場所(耳の方)にたまり、中耳炎などの原因になる。また、大人がやるように両方の鼻を同時にかむと、鼻腔内の圧力の関係で鼻汁が耳に入りやすくなり、やはり中耳炎のきっかけになる。子どもに鼻をかませる時は片方ずつ。

中耳炎の症状は子ども自身には、それが中耳炎によるものか分からない、大人に向けて表現できないことも多い。熱がなかなか下がらない、泣いてばかりいる、耳に手をやるなどの行為が見受けられたら、中耳炎の可能性がある。耳鼻科などで相談を受けよう。

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