「テレビや雑誌で話題になったから」女性がダイエット情報を調べる「きっかけ」

2008年12月21日 12:00

ダイエットイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは12月18日、ダイエットに関する意識調査結果を発表した。それによると、ダイエット関連の情報を探す時、もっとも多い探し方は「テレビや雑誌で話題になったもの」だった。インターネットや携帯電話が普及している現在においても、「きっかけ」を与える媒体としてはテレビや雑誌はまだまだ強烈でその地位を失っていないようでもある(【発表リリース】)。

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今調査は12月10日から12日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は男性344人、女性704人。今回の記事では女性対象の項目のみを抽出しており、女性の年齢階層比は20代22.4%、30代38.2%、40代39.3%。

調査母体から「ダイエットをしたい」と思った人がある女性に限定し、インターネット上でダイエットに関する情報を探す場合、どのような探し方をするのか。もっとも多い方法を尋ねたところ、一番だったのは「テレビ、雑誌で話題になったもの」だった。「調べたい」という動機を与えてくれるのは、既存メディアであるテレビ・雑誌によるところが大きいことになる。

ネットでダイエットに関する情報を探す時はどのような探し方ですか?一番多い探し方を教えてください。(ダイエットをしたいと思ったことがある人限定)
ネットでダイエットに関する情報を探す時はどのような探し方ですか?一番多い探し方を教えてください。(ダイエットをしたいと思ったことがある人限定)

年齢階層別にグラフを作ったが、歳による差異はほとんどなく、3割強が「テレビ、雑誌」、次いで約2割が「自分の身体にマッチしたダイエット方法を知りたくて」、そしてインターネット内での話題自身がきっかけなのが1割強という結果が出ている。

【「バナナダイエット」が市場に与えた影響をグラフ化してみる】でも紹介した、昨今まで大ブームだった「バナナダイエット」。このダイエット方法も、書籍の発売やmixiなどのインターネット上で話題となり少しずつ広まっていったが、直接「バナナ不足」が叫ばれるほどの爆発力を生み出したのはテレビ放送後の話。

不特定多数に対し、ビジュアル面で効力の強い情報を発信するのには、やはりテレビや雑誌、とりわけテレビ(※別項目で複数回答にて「情報源」を尋ねたところ、テレビ・ネットが5割強、雑誌は3割足らずという結果が出ている)のようだ。

またダイエットに限らず「テレビで紹介され気になった事柄をインターネットで調べる」、言い換えれば要は「調べものはすぐに答えが出るインターネットに」という行動様式は、昨今においてますます定着しつつあるようでもある。似たような話は当サイトでも『ドラクエ9』のDS向け作成発表時における事例を以前に紹介したが(【「Wiiはどこに売っているの?」アクセス解析で見る、検索サイトの使われ方と臨機応変な対処法】)、同様の話はちょくちょく発生している。

「テレビで気づいてネットで検索」。一部の新商品プロモーションでも良く使われる手だが、このパターンは今後ますます広まるのかもしれない。

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