厚生労働省がカードゲーム「パンデミック・フルー(Pandemic Flu)」を提供・遊びながら新型インフルエンザの知識を

2008年12月25日 08:00

パンデミック・フルー(Pandemic Flu)イメージ厚生労働省・新型インフルエンザ対策関連情報のサイトでは現在、新型インフルエンザに関する知識をカードゲームで学びながら習得できるパンデミック・フルー(Pandemic Flu)(PDF)を公開している。新型インフルエンザに関する基本的な各種情報にはじまり、感染の予防策、そして必要な備蓄品などがシンプルにまとめられており、老若男女を問わず一通りの知識を身につけることが可能となる。

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パンデミック・フルー(Pandemic Flu)
パンデミック・フルー(Pandemic Flu)

新型インフルエンザとは、感染力の高い鳥インフルエンザが変異し、「鳥から人」ではなく「人から人」の感染力を持つ「新型」の「インフルエンザ」になったもの。もしその変異が起きてしまうとその時点では人間には免疫力が無いに等しい(「新型」なのだから、それに対抗する免疫力を有しているはずがない)ため、「パンデミック」と呼ばれる大感染につながる可能性が高い。

用意されているカードは全部で8系統4枚ずつで合計32枚。それぞれ「新型インフルエンザ」(赤)「今からすること」(薄いオレンジ)「国の対応」(黄色)などに系統分けされ、それぞれ個別の項目(例えば「ウイルスの変異」「日用品」「ワクチン開発」)などの項目キーワードが記載されている。カラープリンタなどを用いて出力し、切り分けて用いることになる。

ルールが用意されているゲームは2種類、「カルテット」と「神経衰弱(特殊ルール仕様)」。前者は他のプレイヤーに向けて特定のカードの項目を読み上げ、そのカードを相手が持っていれば手に入れることが出来、できるだけ多くの系統グループを作ることが目的。後者は普通の神経衰弱に加え、カードをめくる時にそのカードに書かれてある項目(「ウイルスの変異」など)をも読み上げ、それが的中していないとカードを得られないというもの。どちらのゲームでもカードに記載されている項目を反復して読み上げる必要が出てくるため、自然に音読を繰り返し、内容を暗記できるという仕組みなわけだ。

「大人から子どもまで」という記載はあるものの、カードに表記されている文字に一部難しめな漢字が見受けられるため、低学年の子どもにはやや難しいところがあるかもしれない。とはいえ、「楽しく遊びながら気軽に新型インフルエンザについての知識を得る」にうってつけの教材であることに違いは無い。

なお同サイトではこのカードゲーム以外に、【対策パンフレット(PDF)】をはじめ、多種多様な方面で情報が提供されている。気になる人はチェックをしてみると良いだろう。

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