【更新】電子立ち読み充実、感想書き込みもOK! 「Yahoo! ブックス」大幅リニューアル

2008年12月17日 08:00

立ち読みイメージヤフーは12月16日、同日から同社ポータルサイト内の書籍情報総合サイト【Yahoo! ブックス】の大幅リニューアルを発表した。書籍や雑誌の無料立ち読みの量を増やすと共に、感想などを投稿することもできるようにした([発表リリース])。

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Yahoo!ブックス
Yahoo!ブックス

これまで「Yahoo!ブックス」では出版社名や著者名、発行年月などの書籍情報の検索、閲覧と一部ジャンルでの書籍立ち読み、作家インタビュー、全国書店売上ランキング、さらにはオンラインによる購入サービスを提供してきた。今回のリニューアルで、書籍の無料立ち読みが全ジャンルに拡大され、さらに最新刊雑誌の無料立ち読みも可能となった。その上利用者側から感想などの投稿ができるようになり、利用者は口コミ情報を利用することもできるようになった次第だ(アマゾンや楽天のようなもの、と思えば良い)。

リニューアルのポイントは次の3点。

●書籍、雑誌の無料立ち読み
無料立ち読みができる書籍数は約1000冊、雑誌は約300誌(2008年12月16日時点)で、2009年1月以降も書籍と雑誌合わせて毎月1000冊以上が追加される予定。書籍は約10ページ、雑誌は表紙・目次・巻頭特集の一部の約10ページが、Yahoo!ブックス専用の電子書籍ビューアで立ち読みできる。また、立ち読みをして気になった書籍や雑誌は、連動しているYahoo!ショッピングで購入が可能。

●レビューの投稿、閲覧
利用者は書評などレビューの投稿ができる。読み手としては書籍、雑誌の基本情報のほかに、実際に読んだ人の感想を閲覧できるので、購入前の情報収集の幅を広げられる。

●ランキングコーナーを刷新
総合、ジャンル別、売り上げ、立ち読み数、レビュー採点による5つのランキングが提供される。今人気のある書籍や雑誌が一目で把握できる。


「書籍への感想」は先に挙げたように楽天市場やアマゾンなどでもおなじみのため、特に目新しさは見つからない(もちろん無いよりはあった方が良いので、魅力のかさ上げには貢献する)。むしろ立ち読み可能書籍数が増えたことに注目したいところだ。

中でも「最新刊の雑誌」が揃えられ、(一部ではあるが)立ち読みが出来るのは「強い」。定期購読ではなく特定の記事を目当てに買う場合、そのページが「立ち読み」できなければ選択判断には何の役にも立たないが、多くの場合全体の構成立ち読み可能範囲である巻頭ページと、記事概要で購入の是非を決めるはず。そのどちらもが今回のリニューアルで取得できるようになったわけだ。上手な展開をしていけば、コンビニや既存書店のシェアを脅かす存在となりうる。

また、「Yahoo!」の一コンテンツという要素も強い。すでに「Yahooブックス」側では関連するオークションやブログ、知恵袋へのリンクが随時表示される仕組みとなっている。将来的に例えば「知恵袋」と連動して「知恵袋側から」その質疑応答に関連する「Yahooブックス」内の書籍を随時表示するなどの相乗効果をはかることもあるだろう。

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