身の回りに起きる「変化」に立ち向かうための4ステップ

2008年12月22日 08:00

変化イメージ人の一生の間には幾度と無く「変化」が生じるもの。例えば今の居住地から遠い場所への転勤を求められたり、転職したり、恋人との関係を終わらせる・始めたり、怪我をする・体重が増えるなどの身体的かつ物理的な変化もそれに含まれる。【AskMen.com】ではそのような「変化」の際、どのように立ち向かうべきかの指針を4つのステップに区分して解説している。それぞれの事例に当てはめて対処すれば、きっとこれまでよりはうまくいくことだろう、とのことだ。

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受け入れイメージ1.「変化」を受け入れる(Accept the change)
「そんなこと言われなくても」というツッコミはあるだろうし、恐らくはもっとも難しい要素に違いないが、最重要であることにも違いない。受け入れるか否かを思い悩んでいても、単に物事すべてを遅らせることでしかない。考えねばならないのは「変化」という事実に、自分がどのように立ち回るかに他ならない。

起きた「変化」に対して旧来の物事を繰り越すことでその変化を(自分自身の中で「何もなかった」かのように)ごまかすと、結局事実と自分の妄想とのギャップが徐々に広がり、自身にストレスを増やすだけなので止めた方が良い。その一方で、日常の行動のいくつか(変える必要のないもの)は継続しておき、「自分はへこたれてないぞ」というメッセージを他人に向けるべきでもある。もちろん「変化」が生じても、自分のこれまでの行動すべてを否定する必要もない。

2.ストレス対策を準備・実行する(Set up and incorporate a stress management plan)
身の回りに「変化」が生じ、それに立ち向かうとなれば、必ずストレスが生じるというもの。そのストレスを解消するための「手立て」をあらかじめ用意しておくのが賢いやり方。

ストレス解消法といえばすぐに思い浮かぶのは喫煙、惰眠、飲酒などだが、これらはすべてその場しのぎのものでしかなく、むしろかえって別方面のストレスを発生させてしまう。世の中には食事療法や各種運動など、もっと副作用の少ない(むしろ副産物すら認められる)ストレス解消法が存在する。それらのストレス解消法を実践することで、「変化」で生じるストレスも改善されることだろう。

3.プラス要素を特定する(Identify the positives)
「変化」によって生じるプラスマイナスを特定し、その事実を認識した上で、プラスとなることについて色々と考えをめぐらしてみる。例えば「単身赴任をしなければならなくなった」という「変化」が生じた場合、「家族と別れて生活しなければならない」「家事を独りでやるのは大変」などのマイナス面がある一方、「好きな料理を作ることができる」「趣味の時間を設けても家族にとがめられることはない」などのプラス面が考えられる(元記事では「髪の毛が薄くなったら外観などでマイナス面が生じるかもしれないが、物理的に光を反射する「明るさ」以外に、床屋や整髪剤は不必要になるし、お似合いの帽子を探す楽しさも得られる」と説明している)。

もし必要なら、過去に自分が乗り切った「変化」のことを思い返し、それを参考にするのも良いだろう。要は「ポジティブ・シンキング」というわけだ。

積極的イメージ4.「変化」に必要な行動を自ら率先して乗り出す(Start implementing the necessary changes)
上記3項目の「準備」で、「変化」への備えはすべておしまい。あとは「変化」に立ち向かうしかない。むしろ積極的に受け入れるべく前進すべき。「変化の時が来たら逐次対処するさ」と受身の姿勢をとっていると、ストレスなどの不幸にさいなまれることになる。

注意しなければならないのは、「変化」はすぐに結果が出たり不遇に打ち勝てたり、さらには山場を乗り越えられるものではないこと。それには長い時間経過を必要とするだろう。その「時」は「変化」を受け入れたものにだけ、味方でありうる。「変化」への対処がうまくいかず、「時」を敵に回してしまうと、苦痛もそれだけ長いものとなってしまうわけだ。


「ビジネスジャンプ」の不定期連載で『リセットマン』という漫画がある。この作品ではさまざまな理由で自分の人生に絶望したり、自分を根底から変えたい人が題名通りの会社「リセットマン」を訪れ、主人公らが適切なアドバイスをして彼らの人生を「リセット」。新しい人生へと送り出すという物語を踏襲している。

この「リセットマン」における人生の「リセット」とは、言葉のイメージにあるような「これまでの人生を全否定して白紙にして一から再スタートする」のではなく、「過去の自分の経歴をポジティブにとらえて『才能』を見出し、それを活かして足場にして未来につなげる」というもの。曰く「まったくの白紙に戻してしまったら、スタートからやり直しになってしまう。これまでの人生からよい部分を見つけ出し、それを有効活用する・できるようにするのが真のリセット」というものだ。


(最終更新:2013/09/05)

「リセットマン」のコンセプトも、今回の「変化への対処」に共通する部分が多い。身の回りに起きる大小様々な「変化」に飲み込まれて、ただただ苦痛を感じる時を過ごしたり逃げるよりは、それを受け入れてむしろ積極的に立ち向かう姿勢を見せた方が、中長期的にはプラスとなることが多いのだろう。

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