男性4割・女性1割~喫煙者比率、多いか少ないか

2008年12月30日 08:00

たばこイメージ厚生労働省は12月25日、「2007年国民健康・栄養調査結果の概要について」を発表した。それによると、現在習慣的に喫煙している人の割合は男性で約4割・女性で約1割であることが明らかになった。男女とも20~40代でその割合は高く、この年齢層に限ると男女とも1割ほど喫煙率がかさ上げされることになる(【発表リリース】)。

スポンサードリンク

今調査は健康増進法に基づき、国民の身体の状況や栄養摂取量、生活習慣の状況を明らかにして、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得るために行われているもの。今回は無作為抽出された300単位区内の世帯約6000世帯分、さらに該当する世帯の1歳以上の世帯員約18000人に対して行われている。

今調査で現在習慣的に喫煙しているか否か(100本以上か6か月以上たばこを吸っていて、過去一か月間にたばこを吸っていれば「現在習慣的に喫煙」、以前過去に同様の条件で吸っているが過去一か月間に吸っていなければ「過去習慣的に喫煙」、まったく吸ったことがないか「100本未満かつ6か月未満」の人は「喫煙しない」に該当)について尋ねたところ、全年齢層では男性で4割・女性が1割という喫煙率の結果が出た。

男女・年齢階層別喫煙率
男女・年齢階層別喫煙率

全般的には男性の喫煙率が女性の3倍前後に達していることが分かる。また、冒頭でも触れたように中堅層の喫煙率が高く、男性では20~40代においてはほぼ2人に1人が喫煙者という結果が出ている。

禁煙イメージまた、男女とも、特に男性においては「『かつて喫煙していた人』は20代は少なく、30代以降年齢を重ねるにつれて増えていく」傾向が見られるところを見ると、「禁煙にトライするは30代以降増えている」ことも見て取れる。

なお一度喫煙数が100本に達してしまうと二度と「喫煙しない者」には該当しなくなるため、「現在喫煙」「過去喫煙」との行き来はあっても、「喫煙しない」から「現在喫煙」「過去喫煙」へは一方通行でしかない。にも関わらず年齢の経過と共に「喫煙しない」割合の人が増えているというのは、どういうことなのだろうか。過去に吸っていたことを忘れてしまったのか、それとも「喫煙者」は回答できない状況におかれているのか。この調査結果からだけでは判断できない。

当サイトトップページではコンビニエンスストアにおけるたばこの購入形式について【アンケート】を実施している。その選択肢の中に「たばこは吸わない」というものがあるが、現時点で57.7%の人が「たばこは吸わない」と回答している。男女比などの調整はあるが、大体同じような結果が出ているといえよう。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ