今調査は過去3か月以内に携帯サイトを利用したことがある、関東・関西圏在住の18～39歳の男女に対し携帯電話経由で実施したもので、有効回答数は2100人。関東圏は1200人、関西圏は900人。実施時期は9月19日～9月25日。

携帯サイトの利用時間について1日当たりの時間を尋ねたところ、全体では「1時間程度」がもっとも多く32.4％、ほぼそれに並ぶ形で「2時間以上」が31.7％を占めた。

1日あたりの携帯サイト利用時間

この結果においては「電子メールの利用時間は含まれない」「携帯電話経由のアンケートに答えているため、携帯電話利用者全体よりはややヘビーユーザー」であることを考慮しておく必要がある。その上で、調査結果・グラフから読み取れることをいくつか箇条書きにしてみる。

他の調査でも「男性より女性の方が携帯電話をよく利用する」「壮齢層よりも若年層の方が携帯電話の利用頻度が高い」という結果が出てはいるが、この結果もまたそれを明らかに裏付けるものといえる。特に18～19歳は半数近くが「1日2時間以上携帯サイトを利用する」というきわめて大きな値を示しているのが分かる。

繰り返しになるが、これは携帯サイトの利用時間であり、携帯電話によるメールの時間は含まれていない。若年層の、とりわけ女性がひんぱんに携帯電話でメールを送りあう状況を考えると、「携帯サイトと携帯メールであわせて一日何時間使っているんだ？」と半ば驚き、半ば呆れ返ってしまうのも事実だ。

考え方を変えれば、携帯電話は特に若年層・女性向けに門戸を開いていることになる。サービス展開などを考える際には、この点を考慮しておかねばならないだろう。