クリスマス 相手がいれば「わくわく」感 いない人らは「来なきゃ良いのに」

2008年11月26日 08:00

クリスマスイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは11月25日、クリスマスの過ごし方に関する調査結果を発表した。それによると「クリスマスにおける気分」において、異性の相手がいる人は8割以上が「いつもと変わらない」「ちょっとわくわく」という平静~ポジティブな心境であるのに対し、いない人は(クリスマス)「どうでも良い」「こなきゃ良いのに」というネガティブな考えが3割強と、相手がいる派の3倍近くに達していることが明らかになった。……当たり前だろ(自嘲を含んだ笑い)(【発表リリース】)。

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今調査は11月7日から11月10日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は449人。男女比は46.3対53.7。年齢構成比は20代14.3%、30代47.9%、40代30.3%、その他7.6%。

この時期になると年末商戦の騒がしさと共に、数々のイベントを待ち受けることもあり気持ちも弾み、足取りも軽くなるというもの。その「待ち遠しいイベント」の一つがクリスマス。そのクリスマスにおいて、どんな気分になるのかを異性の相手がいる・いない別で尋ねたところ、当然のことながら両派でかなり異なる結果が出た。

クリスマスはどんな気分か
クリスマスはどんな気分か

異性の相手がいる人は「ちょっとわくわく」とはつらつ気分になる人が4割。それに対していない人は2割にも満たない。一方で「どうでもいい」「来なきゃ良いのに」というネガティブ・投げやりな意見は「いる人」は1割強でしかないが、いない人は3割を超えている。両者とも元々現状は理解していても、世間一般が浮かれた気分で色々とはやし立てることもあり、その現状を再認識してしまい、ある人はハッピーに、またある人は寂しささく裂状態になるのだろう。

「いつもと変わらない」という意見が「いる人」「いない人」でさほど大きな違いが出ていないことにも注目。「いない人」はあきらめか無我の境地かそれとも慣れているのだろうし、「いる人」ではその状態が空気のようなもので特段喜ぶようなものではないといった状況にあることを意味しているものと思われる。同じ「いつもと変わらない」でも、似通った部分とまったく意味を異なるものにしているのは面白いところだ。

それでは両派のうち、「いない人」に限定して年齢階層・性別に詳しく見てみるとしよう。なかなか興味深い結果が出ているのが分かる。

クリスマスはどんな気分か(相手がいない人限定)
クリスマスはどんな気分か(相手がいない人限定)

「夢見る乙女」という言葉があるが、まさにその言葉を裏付けているかのような結果が出ている。男性と比べ女性の場合、異性の相手がいなくとも「もしかすると」「ひょっとして突然」と、まるで「恋人はサンタクロース」を地でいくような展開をどこかで待ち望んでいる雰囲気が数字にも表れている。むしろ男性の「5.3%」があまりにも現実的でため息すら出てくる。

また、この「ちょっとわくわく」を年齢階層別に見ると、歳の経過と共に段々と数字が減っていくことが分かる。これは歳を重ねるにつれて「期待や夢」があくまでも夢まぼろしでしかなく、現実の厳しさを再認識しつつあることを表しているのだろう。……分析していてちょっと辛くなったのは秘密だぞ。

金融危機や不景気で経済的にも心理的にも深く沈みがちな昨今。クリスマスのようなイベントでは皆がハッピーになり、落ち込んだ心をなぐさめてくれる雰囲気が世に満ちあふれる。どんな心境にあってもクリスマスは年に一度しか訪れない。気持ちを切り替え、一緒に「踊ってみる」のはいかがだろうか。

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