明日かもしれないその日のために……大病に備えて今からしていることランキング

2008年11月26日 08:00

保険イメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【大病に備えて今からしていることランキング】の結果発表が行われ、第一位には「生命保険に加入する」がついた。保険に入ったからといって大病にかかる可能性が減るわけではないが、万が一のその時になった時の不安感を少しでも軽減するという意味ではきわめて有効な手立てといえよう。

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今調査は10月21日から24日、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。有効回答数は1056、男女比は47.54対52.46。年齢階層比は40歳代がもっとも多く31.53%、ついで30歳代28.41%、20歳代13.16%など。

健康な人は一生健康のまま生涯を過ごせることもあるが、大抵の人は多かれ少なかれ病を得ることになる。中には入院をしなければならなくなったり、さらには手術を受ける必要も出てくるだろう。また、退院してからもリハビリ生活を余儀なくされたり、あるいはその後長い間(さらにはずっと)不便な生活を強いられるような状態におちいる場合もある。「まさか自分には」と思う人も多いだろうが「人生には三つの坂がある。上がり坂・下り坂、そして『まさか』だ」という言葉にもあるように、誰にも「まさか」は起きうるもの。

今回のランキングでは、その「まさか」の一つ、「大病」に備えて今からしていることは何かという問いに対する答えを集計したもの。トップについたのは「生命保険に加入する」。冒頭で触れたように、保険に入ったからといって病が軽くなったり大病にかかるリスクが減るわけではない。しかし病にかかると多かれ少なかれ医療費がかかり、大きな経済的負担となる。そんな時に「保険が出る」となれば本人はもちろん周辺の人に「非常に大きな」精神的支えとなる。ちなみに厳密にいうと「生命保険」とは何らかの形で本人が死亡した場合を前提とした保険だが、今回のアンケートでは「医療保険」(入院や手術などの治療をした場合に支払われる保険)も内包した意味と思われる。

第二位には「食事の栄養バランスに気を使う」。こちらは「保険」よりも積極的な大病予防策。個人個人に出来る、病気を回避するための最大の方法といえる。「医食同源」なる言葉にもあるように、食はさまざまな滋養をもって体の構成要素に変わっていく。いわば「身体の原材料」となる食事のバランスが崩れれば、身体そのものも病にかかりやすくなるのはものの道理といえよう。

第三位には「定期的に健診を受ける」。自分の身体は自分が一番分かっているはずだが、時として逆に「一番分かっていない」こともある。専門家であるお医者さんの診察を受けて、はじめて自分の状況を把握できる、という状況もありえよう。

第四位「貯金」は第一位の「保険」に考え方は近い(まさかの時のための費用という点)。第五位の「日常的に運動をする」は自分の身体に体制をつけるという点では第二位の「食事の栄養バランス」と近しいものがある。以後第十位までランキングでは用意されているが、もとをたどればほぼ行き着くところは同じ。第八位の「なんでも前向きにとらえる」ですら、人間自身の身体が持つ新陳代謝や治癒能力を十分に発揮させるという点では、観点として似通っている(ただし身体のどこかにトラブルを抱えていそうでも「こんなの大丈夫」と開き直るのはポジティブシンキングの使い方を間違っている)。

ご存知の通り当方(不破)は数年前、まさに「大病」をわずらい、今でも食事をはじめとした療養を続け、定期的に通院・健診を受けている。特に入院前後において実感させられたことや、その後猛省して継続していることの多くが、今回取り上げたランキングに当てはまり、ある意味納得、ある意味感心したものだ。「自分は大丈夫」という自信を持つこと自体は素晴らしいが、その自信を裏付けるためにも、これらの行動はできるだけ心がけるようにしてみてはいかがだろうか。

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