ゲームソフトランキング更新、吸い込みパワーますますアップで連続トップに

2008年11月25日 06:30

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した11月10日~11月16日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、前回に続き任天堂の定番タイトルの一つ「星のカービィ」シリーズの最新作『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』だった。スーパーファミコン版『星のカービィ スーパーデラックス』の拡張版として名前が一層ゴージャスになって登場したわけだが、遊び方やルールの異なる10種類以上のゲームを一つにまとめた、ミニゲームの集大成的なソフトという根幹部分は変わらない。基本は横スクロールのアクションゲームで、カービィーの基本能力「敵を吸い込んでその能力を自分のものにする」も活かされている。サブゲームも5種類用意されているというお得な構成。(掲載上は)発売から2週目に突入したが、評価は相変わらず安定している。元のスーファミ版ユーザーはもちろん、新規ユーザーにも受け入れられているのだろう。

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第二位には新作のアクションアドベンチャーゲーム『侍道3』が。「侍(さむらい)」の生き様を描き出すために、自由度をきわめて高くしており、さまざまなシナリオ展開が楽しめる。さらにイベントシーン中などでプレイヤーが「抜刀(刀を抜く)」「土下座」をワンボタンで入力して介入できるため、プレイヤー自身も意表をつかれる展開もありうる。さまざまな武器の使用だけでなく、オリジナルの武器も作れるなどの要素も。シナリオそのものはそれなりの評価を受けているが、ゲームシステムの根本部分(基本操作系)部分で評価が分かれている。

第三位はこちらも新作の『とんがりボウシと魔法の365にち』がランクイン。プレイヤーは見習いの魔法使いになりかわり魔法学校で学び、大魔法使いを目指していく。まるで丸メガネをかけた男の子か、子どもみたいな魔法先生が出てきそうな設定。ゲームの中では「現実の」時間と同じように時間が流れ、季節も移り変わっていくという、まるで『どうぶつの森』的なところも見受けられる(と、いうより「魔法学校」要素の強い『どうぶつの森』と表現した方が分かりやすいかも)。いつも手元においておける携帯ゲーム機DSだからこそ構築できるゲームシステムといえよう。操作系になれるまでが少々大変なことや、一部プログラム上の不具合が報告されているのがやや残念なところか。

第四位にはこちらも新作で「病み付きゲー」として名高いシリーズの新作『不思議のダンジョン 風来のシレンDS 2 ~砂漠の魔城~』が。いわゆる一つの「迷宮自動生成系ロールプレイングゲーム」。ゲームボーイ版の『風来のシレン2』をベースにDS向けの要素を色々と付け加えた作品。初心者向けのガイダンス機能や「訓練所」の設置など、新しい機能が追加されており、初心者でもハードルの高低を気にすることなくチャレンジできる。またWii版の『シレン3』をプレイしていれば、ちょっとだけ有利になれる仕組みも。初心者には「これでも難しい」という意見もあるが、初週としてはそれなりに好印象な意見が集まっている。

今週は「いよいよ今年も年末商戦が始まったか」と実感させてくれるようなラインナップとなった。まったくのオリジナル作品が少なく、リメイクや続編が多いのはやや残念なところもあるが、結局のところ「楽しくプレイでき」ればそれで問題はナシ。今回計測週はカービィが他のタイトルの順位をも吸い取りトップに勝ち残った形となったが、次週も居座り三連覇を果たせるか、気になるところだ。

(最終更新:2013/08/14)

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