ゲームソフトランキング更新、何でも吸い込むアイツがトップに

2008年11月17日 08:00

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した11月3日~11月9日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、任天堂の定番タイトルの一つ「星のカービィ」シリーズの最新作『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』だった。どれだけ豪華なんだ、と呆れ返るほどの名前だが、実はこれ、スーパーファミコン版『星のカービィ スーパーデラックス』の拡張版として発売されたから。DSで出す際に「ウルトラ」をつけてさらにグレードアップをアピールしたわけだ。さてゲームの内容はといえば、遊び方やルールの異なる10種類以上のゲームを一つにまとめた、ミニゲームの集大成的なもの。基本は横スクロールのアクションゲームで、カービィーの基本能力「敵を吸い込んでその能力を自分のものにする」も活かされている。サブゲームも5種類用意されているというお得な構成。ただし原作(スーファミ版)とは操作系の変更や一部仕様の変化があるようで、そのままのベタ移植と考えていると痛い目にあうかもしれない。

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第二位には再び上位入りした『リズム天国 ゴールド』が。発売後しばらく経つが、人気の高さは相変わらず。ハードルが低いことで、他人に気軽に薦められるため、口コミ効果による浸透もおおきなものがあるようだ。評価も良し悪しさまざまだが、全般的には「良し」とする人が多い。Wii版の姉妹ソフト『Wii Music』と比べて売れ行きが良いのはハードの普及台数もあるだろうが、手軽さも無視できまい(DSならば友だちに手持ちの本体でソフトを立ち上げ、その場で見せて面白さを伝えることができる)。

第三位はこちらも息が長くなりそうな『わがままファッション ガールズモード』がランクイン。パッケージの見た目やタイトルだけで「ちゃらちゃらした女の子向けの適当なつくりのゲーム」と思ったら大間違い、ファッション系のゲームとしても、経営系のゲームとしてもよく作られたソフトで、遊び進めて行くうちに面白さがますます分かるタイプ。口コミでその面白さが他人に伝えられていくという、良いパターンがあちこちで起きているようだ。自然発生的なバイラル効果が生み出されると、その商品の寿命はきわめて長くなる。どうやらこのタイトルもランキングの上位常連入りしそうな気がする。

第四位には定番タイトルの『ポケットモンスター プラチナ』が。本物の貴金属のプラチナは、価格が下がる一方で品不足が起きるというおかしな現象が進行している。「ポケモン」の「プラチナ」は人気は高いままだが品不足の様相は見られないのでご安心を(笑)。

今週は新作がややおとなしめだったようで、トップタイトル以外は定番のものが上位を納めることになった。いずれも多くの人から良い評価を受けた良作で、好き嫌いをのぞけば万人に薦めても良い部類の作品。このようなタイトルがたくさん市場に出回ることで、そのハードを底支えしていくことを考えると、やはりDSは強いのだな、と再確認させられてしまうものだ。

(最終更新:2013/08/14)

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