もう一つ、不安になってまた一つ……自宅の防犯対策として実施したいことランキング

2008年11月09日 12:00

カギイメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【自宅の防犯対策として実施したいことランキング】の結果発表が行われ、第一位には「ドアや窓に補助鍵」がついた。複数の鍵をセットすることで、侵入までの時間を余計にかけさせて断念させるというもの。比較的容易に、誰でもできる防犯対策として重宝されているのだろう。

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今調査は9月24日から26日、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。有効回答数は1044、男女比は49.43対50.57。年齢階層比は30歳代がもっとも多く32.28%、ついで40歳代27.59%、20歳代12.74%など。

先日【玄関のカギは二つが大多数、家族が増えればカギも増えます】で記事にしたように、最近では防犯のため、玄関のドアですら鍵を複数設置するのが当たり前の時代となった。単純に開錠するまでの時間が増加するだけでなく、「時間と手間がかかるから、挑戦するだけ無駄だよ」という無言のプレッシャーを「不届きな輩」に与えることができる。一時期は見た目だけの「ダミーの鍵」を防犯代わりにつけることも流行ったが、最近ではすぐにばれることや、実物の鍵を取り付けるサービスも増えてきたということで、ブームも下火になりつつある。「鍵の強化による防犯」という観点では第二位の「ピッキングに強い鍵の取り付け」も同じようなものだろう。こちらは鍵屋などの専門家に問い合わせるのが一番。

第三位は「個人情報はシュレッダーをかける」。仕事レベルはもちろん、個人レベルでも不必要な個人情報の露出は防犯面ではマイナス。「不届きな輩」に生活パターンを悟られ、空き家となっている時間への侵入を許されるかもしれない。

第四位は「ゴミ捨てなど、少しの外出でも鍵をかける」。意外なことだが、単に運・不運の問題ではなく、ターゲットとして的を絞られてしまうと「一瞬のスキ」を狙われてしまう可能性は十分にある。わずか数分で「侵入」「必要な物品の粗探し」「脱出」までやられてしまうかもしれない。何しろ彼らは「プロ」なのかもしれないのだから。

第五位以降、指摘されてみると「なるほど、それは確かに」という防犯要素は多い。しかも「ホームセキュリティサービスの導入」のようにかなりの負担を必要とするものもあるが、大部分は「●×に注意」「○▲に変更」など注意をする・生活習慣を変える、または数百円で対応できるものばかり。例えば「ガラス強化のフィルム」は、100均であるかどうかまでは分からないが、ホームセンターなどへ行けば数百円で良い質のものが手にはいる。『アマゾンでも』2000~3000円くらいが相場のようだ。

「防犯は役立たないのが一番だ」という言葉がある(実は今作った)。保険や防衛力と同様、それが実働してフルに活用されるような事態が来ないことが、当事者にとっては一番の幸せごと。まさに言葉通り「保険」の意味もかねて、出来ることから少しずつ、防犯対策に手を打っておくと良いだろう。


(最終更新:2013/09/05)

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