2008年11月04日
史上最強(!?)の乗車率を誇る列車
今では多少緩和されているものの、通勤時間帯の京浜東北線や山手線、関西圏なら大阪環状線や地下鉄御堂筋線の混雑ぶりは大変なものがある。まさにぎゅっ、と寿司飯を握るときの様子から「すし詰め」という言葉が当てはまるような電車の混み具合。しかし海外にはそれをはるかに上回る列車が存在する。通勤、ではなくあるイベントが終わったあとでの話だが、「混む」という言葉を超越したような列車の姿がここにある(【Mail Online】)。

パキスタンで巡礼行事を終えて帰宅する教徒たちの姿。神の御心によって安全が守られる、という考えなのかもしれないが、あまりにも無茶すぎ(Mail Onlineより)
元記事によるとこの群集はパキスタンの古都Multanで三日間開催された、イスラム教スンニー派のお祭り・宗教行事を終えて帰宅する人たち。Multanはパキスタンでは第六番目の人口を持つ都市で、その数は380万人。「聖者の都市(the City of Saints)」としても知られており、周辺国のイスラム教徒にとっては聖都的な存在でもある。サウジアラビアの「メッカ」に次ぐ規模だ、とお祭りの主催者側が主張するほど。要は今回の「超満員列車」は、周辺国のイスラム教教徒たちが自分たちの信仰心を確認するためパキスタンのMultanに集まり、その帰りにおきた状況なわけだ。
元記事には記載はないし、想像もできないのだが、恐らく列車内部にもお客はぎっしり詰まっているのだろう。乗車率を計算したらいったい何%になるのだろうか。しかも原文タイトルには「乗車券をお願いしますよ! 危険で無賃乗車な帰宅途中の~(Tickets please! A perilous (and free) ride home~)」とある。この「乗客」のほとんどが無賃乗車らしい。
山なりの無賃乗車客が乗る列車の様子として、時々フィリピンの話が報じられることがある。しかしこのパキスタンの情景は、どう考えてもそれを上回っているようにしか見えない。この状態で列車が走ること自体信じがたいし、その(列車そのものと、載って帰ろうとする人たち一人一人の)パワフルな馬力には唖然として言葉が出ない人も多いことだろう。……走っている途中で何人かポロポロと落としていくんじゃないかと心配でならない。
これらの書籍が参考になります
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