【更新】「原材料 北海道産」 あんパンで 表示と違う あんでござるか

2008年11月01日 12:00

あんでござるイメージイオンは10月31日、同社がプライベートブランド(PB)のトップバリュで今年9月まで発売していた菓子パン「あんでござる」「こしあんでござる」において、原材料を「小豆(北海道産)」と表記していたにも関わらず、実際にはそれぞれ中国産小豆混入の粒あん・北海道産「金時豆」混入のこしあんを使用していたことを明らかにした。これについてイオン側では「あん納入業者のヤノフーズが契約に反して入れたもの」「商品に関するお問い合わせを受け付ける」と発表している。また[一部報道(読売新聞)]によるとイオン側では全商品を撤去すると共に、ヤノフーズに対し法的措置を検討するとのことである([発表リリース、PDF])。

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「トップバリュ あんでござる」
「トップバリュ あんでござる」
「トップバリュ こしあんでござる」
「トップバリュ こしあんでござる」

リリースによると該当商品「トップバリュ あんでござる」「トップバリュ こしあんでござる」は双方とも2007年11月から2008年9月まで発売されていたもので、販売価格は78円。前者は70万個、後者は770万個ほど販売されている。

パッケージの表示上は双方とも「原材料 小豆(北海道産)」。しかし実際には「あんでござる」には中国産の小豆が最大で50%、「こしあんでござる」には北海道産の金時豆が最大25%混入していた。10月29日に「あん」製造元のヤノフーズから報告があり、事実が判明した。ヤノフーズについては10月中旬以降、産地偽装の市販用あん販売にからみ、取引業者に告知文を通達、それと共に農林水産省が日本農林規格法違反などの疑いで調査に乗り出しているとの報道もある(【通達文(データマックス)】)。

日常的によく食べられるあんパンやこしあんパンで偽装が行われていただけに、関係各員・消費者のショックは大きいだろう。口にする側も、「こしあん」などでロシアンルーレットをするようなことは避けたいものである。

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