「サプリメントで疲労回復」5割を超える

2008年11月15日 12:00

サプリメントイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは11月14日、サプリメントの販売・外食事業を展開するFATZと共同で、サプリメントに関する調査結果を発表した。それによると、サプリメントを定期的に摂取している人は全体で4割近くに達し、体調不良などの際に一時的に口にする人を合わせると7割以上もの人がサプリメントを使用していることが明らかになった。また摂取目的としては「疲労回復」がもっとも多く、過半数を超えていた(【発表リリース】)。

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今調査は10月27日から10月29日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は682人。男女比は55.9対44.1。年齢構成比は30代32.0%、40代35.3%、50代32.6%。通常のアンケートよりも年齢層が高いことに注意する必要がある。

さて「サプリメント」といえば最近では薬局だけでなくスーパーやコンビニ、さらには100円ショップにまでお目見えするようになった。コンビニの配置場所(レジそばの専用陳列棚などが多い)を見れば、それらが売れ筋商品であることは一目瞭然。

それではそれら「サプリメント」は実際に、どれほどの人たちに利用されているのか。今アンケートの結果では7割以上の人が何らかの形で口にしていることが分かった。

サプリメントを使っているか
サプリメントを使っているか

全体では4割近くが「定期的に摂取している」と答えているが、男女・年齢階層別で見ると興味深い傾向が見受けられる。まず男女別では女性が男性をはるかに超えた普及率を見せている。女性だけに限ればサプリメント摂取経験者は実に8割を超えている。後述するが女性の美容やダイエットへの探究心はサプリメントの世界にも及んでいる。

シニア層では
「毎日使用」と
「使わない」の
両極端な傾向が

一方年齢階層別では、「毎日摂取」が歳を経るにつれて増えているのだが、それと同時に「摂取したことはない」層も増えている。これは一概に「シニア層ほどサプリメントを愛用する」わけではなく、「シニア層ほどサプリメントを愛用する人と、嫌う人に分派する」現象が起きていることが分かる。サプリメントに抵抗感がある人と無い人が、年齢経過と共にはっきりしていくのだろう。

それでは具体的にどのような目的でサプリメントを摂取しているのか。全体としては「疲労回復」目的がもっとも多く過半数を超えていた。

サプリメント摂取目的
サプリメント摂取目的

「疲労回復」ということは、栄養ドリンクなどと同じ感覚でサプリメントを摂取しているのだろうか。身体自らが疲労を回復するために必要な栄養を摂取することで、体内の自己回復力をサポートする、という意味では正しいのだが……。ともあれ、現代人が「疲労」にさいなまれ、使えるものは何でも使いたいという心境にあることが分かる。

女性は
サプリメントにも
美的効果を
求めている

また、男女別の得票を見てみると、女性は「栄養補助」「美容」「ダイエット」の値が男性より高いことが分かる。これはずば抜けて高い「美容」からも分かるように、「美」の追求のために女性が懸命になっている様子の表れといえる。「栄養補助」は直接のかかわりはないが、ダイエットによりカロリーを抑えているものの、「身体そのものが求める栄養素が不足しているかも」という心配によるものだろう。

いずれにせよサプリメントはその名前からも分かるように、あくまでも「補助」として用いるための商品。基本は規則正しい生活と食事で、サプリメントはそのサポート役に過ぎない。サプリをメインとし、食事が脇役では本末転倒となってしまう。求めるべき「健康的な身体」もそれでは程遠くなるだろう。くれぐれも利用は適切に。

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