冷凍食品の使用頻度、この一年で「減った人」増加中。だが……

2008年10月27日 08:00

冷凍食品イメージインターネットコミュニティ「MyVoice」を運営するマイボイスコムは10月25日までに、冷凍食品に関する調査結果を発表した。それによると、冷凍食品を購入する頻度が去年と比べてどのように変化したかとの問いに対し、「減った」人は22.2%と、「増えた」人の12.6%を10ポイント近く上回る結果が出た。中国産冷凍食品問題や、冷凍食品の価格高騰が少なからず購入者の購入マインドに影響を及ぼしているものと思われる(【発表リリース】)。

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今調査は10月1日から5日の間、インターネット経由で行われたもので有効回答数は1万4832人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代が37%、40代が30%、50歳以上が18%など。

冷凍食品の購入者に対し、昨年と比べて購入頻度がどのように変化したのかを尋ねたところ、「変わらない」と答えた人がもっとも多く64.5%を占めた。

冷凍食品の購入頻度はこの一年でどのように変化したか
冷凍食品の購入頻度はこの一年でどのように変化したか

一方で「減った」人は22.2%、「増えた」人は12.6%と、減った人が増えた人を10ポイント近く上回り、全体としては購入頻度が減少傾向にあることが分かる。これは昨今の中国産冷凍食品の問題や、去年秋口から続いている原材料高騰などを理由にした価格値上げなどが原因と思われる。

さてマイボイスコムでは今回も含め過去5回、冷凍食品についてのアンケートを実施している。そのうち、類似項目について設問があった回を抽出してみると次のようになる。

2002年8月:中国産冷凍ホウレンソウの残留農薬報道直後のアンケート
2002年8月:中国産冷凍ホウレンソウの残留農薬報道直後のアンケート
2006年3月:原産地問題などが小康状態の時のアンケート
2006年3月:原産地問題などが小康状態の時のアンケート

2002年8月の際のアンケートは特殊状況なため選択肢で「増えた」項目がないが、それでも減らした人がかなり多いことが分かる。ところがその後、冷凍食品に関する問題が小康状態になると、問題そのものへの懸念は残るものの「増えた」人が大幅に増加し、冷凍食品の人気は復活していることが分かる。

冷凍食品イメージこれを「喉元過ぎれば熱さを忘れ」と取るのか、「指摘された問題点を業界が懸命に改善した成果が出た」と見るべきなのかは判断がつきにくい。しかし理由はともあれ、消費者の冷凍食品の利用頻度は「関連問題が世間を騒がせると一時的に減る傾向があるが、じきに元に戻る」と見て良いだろう。

これは取りも直さず冷凍食品が多くの人にとって、食生活の一部として組み込まれており、必要不可欠なものとしての立ち位置を確保しているからと思われる。

もちろん冷凍食品の提供側も、このような状況にあぐらをかくことなく、食の安全性のニーズに応えることはもちろん、商品の品質改良をまい進する必要がある。さもなくば、多くのライバルにシェアを奪われてしまうことだろう。


(最終更新:2013/08/29)

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