年齢より睡眠よりテレビより「視力低下」に影響があるものは……

2008年10月16日 08:00

視力イメージ視力矯正などで名を知られている神戸クリニックは10月10日、現代のライフスタイルにおける「目」の環境に関する意識調査結果を発表した。それによると視力低下の要因となっていると考えられる要因でもっとも多くの票を得たのは「パソコン利用」によるものだった。中でも「インターネットの利用」によるところが大きく、全体の約9割が「要因となっている」と答えている(【発表リリース】)。

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今調査は9月26日から9月30日の間に関東1都3県・関西2府4県在住の人の20~49歳、会社員の男女に対して行われたもので、有効回答数は600人。年齢構成比や男女比などは非公開(恐らくは男女1対1、20・30・40代で均等割り当てだと思われる)。

今調査ではまず最初に、現在のライフスタイルの中で視力が低下する不安要素があるかについて尋ねているが、「ある」63.5%「ややある」29.7%と、9割以上の人が「ある」派に属している。それら「ある」派の人に、具体的な視力低下要因について複数回答で答えてもらったのが次の図。

どんな要素があなたの視力低下の要因となっていると感じますか
どんな要素があなたの視力低下の要因となっていると感じますか

従来視力低下の原因としては「年齢」や「読書」「睡眠不足」、そして「ゲーム」などが主要因であるといわれてきた。しかし今回の調査結果を見る限り、それらの要素をはるかに上回る形で、「パソコンの利用」が大きな要因であると認識されていることが分かる。

パソコンによる疲れ目イメージ特に通常のソフト(例えばワープロや表計算)を使う「パソコンの利用」ではなく、インターネットを用いた「パソコン利用」に、多くの人が「視力低下の原因となっているかも」と思う要素があることになる。過度の、そして長時間の画面への注力、さらには時として激しい動き、不自然な明るさ(明るすぎたり暗すぎたり、一部分だけ過度な光量だったり……)など、思い返してみれば目に大きな負担をかける要素は山ほど存在する。多くの人が不安に思い、そして実感しているのも道理といえよう。

なお今回の調査では選択肢中に「携帯電話」が入っていない。「その他」項目に含まれるという考えもあるが、現在の社会情勢を見る限り、本来なら単独項目として用意されるべきもの。仮に「携帯電話」が独自選択肢として用意されていれば、パソコンと同等程度の得票数があったものと思われる。

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