男子はニュース、女子はブログや日記への書き込み……男女でも異なる高校生のケータイ利用

2008年10月15日 19:40

モバイルイメージネットスターは10月10日、家庭でのインターネット利用に関する実態調査の結果を発表した。それによると携帯電話からインターネットを利用する高校生の利用目的は、男女で大きな違いが見られることが明らかになった。男子生徒は天気予報やニュースなどの閲覧、女子生徒はブログや日記などの更新、コメントの書き込みなどをもっとも大きな理由としている(【発表リリース】)。

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今調査は9月9日・10日にインターネット経由で行われたもので、高校生の子どもを持つ保護者・高校生自身を対象としている。構成比は高校生対保護者が1対1で、高校生は各学年・保護者は各学年を子どもに持つ人それぞれ均等割り当て(高校1年・高校2年・高校3年・高校1年の保護者・高校2年の保護者・高校3年の保護者で均等)。保護者の年齢構成比は30代5%、40代71%、50代23%、60代1%。有効回答数は2472件。

今調査ではインターネットと高校生・保護者との関係について多種多様な質問が行われているが、今回着目するのは「高校生における、携帯電話からインターネットを利用する目的」という設問。本リリースは保護者についても掲載されていたが、ここでは省略する。一人につき三つまで選択肢を選んでもらった結果が次の図。

携帯電話からインターネットを利用する目的(高校生・男女別)
携帯電話からインターネットを利用する目的(高校生・男女別)

男女それぞれについてトップ3をあらためて挙げると次の通りになる。

■男子生徒
1.天気予報やニュースなどの閲覧
2.着うたや着メロ、待受け画面などのダウンロード
3.趣味などの情報収集

■女子生徒
1.自分のプロフやブログ、日記などの更新や他人の日記などへのコメント書き込み
2.着うたや着メロ、待受け画面などのダウンロード゙
3.趣味などの情報収集


第二位・第三位のそれぞれ「着うたや着メロ、待受け画面などのダウンロード」「趣味などの情報収集」は男女共に変わらずなので傾向としてはほぼ同じ。興味深いのはトップの違い。男子生徒が専用サイトなどで配信している情報を受け止めて閲覧するという「受動的利用法」を挙げているのに対し、女子生徒は「自分のブログやプロフなどの更新」「他人のブログやプロフへのコメント書き込み」といった能動的な利用法を挙げているのが分かる。

男子生徒は受動的
女子生徒は能動的に
携帯電話を使っている

特に若年層において、男性よりも女性の方が携帯電話と長い時間付き合い、積極的に活用するという話は何度と無くお伝えしてきた。今資料からも「女子高校生が積極的に自ら身を乗り出すような形で携帯電話を利用している」様子が目に見えてくる。

なおグラフを見てもらえればお分かりの通り、男子生徒より女子生徒の方が、上位項目により多くの票が集まる傾向がある。特に「自分のプロフやブログ、日記などの更新や他人の日記などへのコメント書き込み」では6割近い人がその通りだと回答している。女性において中堅層以降の他項目得票数か男性よりも少ないのは、あるいは上位回答の使用法にのめりこんでいるから、かもしれない。

また、これらの層に携帯電話向けサービスをはじめるのなら、このようなニーズがあることを念頭に置いておくと、多くの高校生のハートをキャッチできるかもしれない。

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