【更新】「女性より男性」「既婚より未婚」「同居より一人暮らし」=……?

2008年09月20日 12:00

コンビニイメージC-NEWSは9月19日、コンビニエンスストアの利用状況に関する調査結果の一部を発表した。それによると、コンビニを週一以上で利用している人は全体の7割近くに達していることが明らかになった。また、利用率は「女性より男性」「既婚より未婚」「同居より一人暮らし」において高くなる傾向が見られることも分かった。コンビニはまさに生活の一部を補完しうる立場にあることを裏付けるデータといえよう([発表リリース])。

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今調査は9月5日から7日の間、15歳以上のインターネットユーザーを対象に行われ、有効回答数は1000人。男女比、年齢階層比(10・20・30・40・50歳以上)は均等割り当て。

男女別・未既婚別・同居形態別のコンビニ利用率は次の通り。

単なる立ち寄りを除き、どれくらいの頻度でコンビニを利用しているか
単なる立ち寄りを除き、どれくらいの頻度でコンビニを利用しているか

全体としては毎日通う人は全体の7%、週に三回程度以上なら34%に達している。また、それぞれの区分から見られる傾向をピックアップすると、

・女性よりも男性の方が利用頻度が高い
・既婚者よりも未婚者の方が利用頻度が高い
・家族と同居している人より一人暮らしの方が利用頻度が高い
・この1年間にコンビニの利用率は全体ではあまり変化がない


などが把握できる。今記事のタイトルにもあるように、日常生活の上で特に家事の面から色々と難儀しそうな人ほど、コンビニの利用率が高いことが理解できよう。特に「家族と同居」と「一人暮らし」の差にその傾向が著しく現れているのが分かる。

なお今調査結果では年齢階層別のものが公開されていない。しかし似たような調査で年齢階層別のデータは【コンビニ深夜規制論争、理由は「エコ」かそれとも「エゴ」か】で出ており、(夜間営業に限れば)若年層ほどコンビニを利用する割合が高いことが分かる。場合によっては定年退職後の高齢者も、「日常生活で色々と難儀しそう」に該当するため利用頻度が高まることが予想されるが、現状ではまだそのような結果が出ていないようだ(「まだ」としたのはコンビニ活用世代が現時点では定年退職を迎えてはいないため)。

コンビニの深夜営業論争をきっかけに、「コンビニ」の社会における立ち位置や生活への密着の度合いが改めて問われる昨今。少なくとも今調査結果からは、未婚・一人暮らしなど日常生活において(特に「家事」をサポートする面で)、欠かせない存在となっていることは間違いなさそうだ。

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