来客時に用意するお弁当・予算はいくらが相場?

2008年09月17日 12:00

お弁当イメージ【ぐるなび(2440)】は9月16日、秘書の日頃の業務をサポートする為に生まれた秘書御用達サイト【ぐるなび こちら秘書室!】内において、ビジネスシーンや用途に応じたお弁当が検索できるサービス“こちら秘書室!”会議弁当・高級弁当撰集をスタートすると発表した。そのリリースの中で公開された調査資料によると、来客用のお弁当は「料理の内容」が最重要課題とされているのに対し、社内用においては「予算」がもっとも大きなポイントとして挙げられていることが明らかになった。重要会議における食事においても、社内向けのものは出来る限り予算を節約しようというつつましさがかいま見れる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は「ぐるなび こちら秘書室!」に登録している秘書会員を対象に行われたもので、有効回答数は来客用弁当に関してが213、社内用弁当については215。いずれも実際に会議用の弁当を注文した経験のある人が調査対象となっている。調査期間や年齢階層比などは非公開。

社内会議用にしても来客用にしても、食事用のお弁当の用意には意外に神経を使うもの。貧相なものをお客様に出してイメージダウン、しいては商談にマイナスの印象を与えては大問題となるし、社内会議用に高価な注文をして経理から小言を食らったり「公私混同」と後ろ指をさされるのも良い話ではない。

それでは具体的に、社内会議用、来客用に区分した場合、それぞれのお弁当は何を重要視すべきなのか。百戦錬磨(?)の秘書らの回答は次の通り。

お弁当を選ぶ重要項目
お弁当を選ぶ重要項目

社内会議用弁当では何よりもまず「予算」が大事となる。対外的にヘマをしでかす可能性がないので、貧相な弁当でツッコミを入れられることもない。まずは予算とにらめっこ、というところだ。続いて料理内容。「予算第一、内容第二」というところか。どのみち身内なのだからということからか見た目や包装などはほとんどお構いなし。

一方で来客用ともなれば話は違ってくる。お弁当はその会社、あるいは担当スタッフの顔や姿勢とも受け止められかねない。まずはいかに相手を満足させうるか、直接の要素となる「料理内容」がトップに来るのは当然といえよう。以下「予算」「見た目」「包装」「宅配の時間」らがほぼ同数、高い値が並んでいる。来客用のお弁当に秘書たちがいかに気を使っているかが推し量れる。

社内会議用ではトップ、来客用でもそれなりに留意されているお弁当の予算。それでは具体的にどのくらいの額が平均的なのだろうか。

お弁当の注文予算
お弁当の注文予算

こちらは見事に大きな違いが出ているのが分かる。社内用では圧倒的に多いのが「1000円未満」。1500円未満までをあわせると実に80.1%に及ぶ。「社内会議の弁当なんだから贅沢いうな」という秘書たちの声が耳に届きそうだ。他方来客用では、「内容第一、予算のことは二の次」としているものの、多数の意見を得ている価格層は1800円~3500円と、社内会議用の2~3倍の相場となっている。確かにこれだけの予算を計上していれば、「予算はあまり気にならない(予算とお弁当の価格とにらめっこしながら選択する)」という意見も理解できよう。

・社内会議用は
「予算第一」
「1000円未満が最多」
・来客用は
「料理内容第一」
「1800~2500円が最多」

実際には単に「来客用」「社内会議用」に二分されるだけでなく、その内情で予算や内容は大きく変える必要がある。予算一つにしても、社長や専務などが出席する重役会議で300円ののり弁を出そうものなら明日から自分の席がなくなりかねない。うなぎが嫌いなことで知られている来客に対し、「今日は土用の丑の日だし良いうなぎ屋を知っているから」とばかりに高給うな重を出そうものなら相手の気を悪くしてしまうかもしれない。実に多種多彩な気配りが、お弁当の手配一つでも求められることになる。

その一方、世間一般的な平均レートとして、「社内会議用は1500円が上限」「来客用は1800円~3500円くらいが妥当な線」というのを覚えておくと、何かと役に立つかもしれない。

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