ゲームソフトランキング更新、クラブチームであのサッカーゲームを

2008年09月01日 08:00

ゲームイメージメディアクリエイトが発表した8月18日~8月24日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、新発売のサッカーゲーム『Jリーグウイニングイレブン 2008 クラブチャンピオンシップ』だった。Jリーグも海外リーグも堪能できる、クラブチーム版の「ウイイレ」という触れ込みで発売。J1・J2チームはもちろん、海外チームもあわせ154クラブチームを収録。プレイヤー視点から自分の分身を操る「ファンタジスタモード」も機能を大幅に追加している。発売初週ということもあり、購入者の意見は真っ二つ。どのような理由からかは不明だが、「Jリーグ」と銘打っているにも関わらず収録されていないチームがあるなど、特定サポーターから反発を買っているのが気になる。

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第二位には先週トップから惜しくも二位に落ちてしまった『リズム天国 ゴールド』が。こちらは発売からしばらく経過しており評価はまちまちだが、好印象を持つ人が多い。一部の層に受けるソフトのような、「発売直後は上位に位置するものの、すぐに順位を落とす」パターンと違い、長らく高位置を占めている点でも「多数の人から評価を受けている」ことが分かる。

第三位は名作・大作を送り出しているレベルファイブの最新作『イナズマイレブン』がランクイン。セールスコピーに「超次元サッカーRPG」とあるように、ロールプレイングゲームとサッカーゲームをミックスさせたような、不思議な感覚のゲーム。操作もタッチペンのみで出来るなど、DSならではの特性を活かした仕様。サッカーに興味がないと多少入りづらい世界観ではあるが、新鮮味という観点ではおおよそ高い評価を集めている。

第四位には定番となりつつある『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が。ベースはスーパーファミコン版やプレイステーション2版なので、それらの機種版を堪能した人は特段買う必要もない……のならここまでは売れないはず。やはり中身がほとんど同じだとしても(実は結構色々と手を加えているのだが)、携帯ゲーム機で遊べる、つまりモバイル性があるというだけで、多くの人には魅力あるゲームとして感じられるのだろう。

今回計測週はお盆明けということで、どのような新作ソフトが上位につくか楽しみな面もあった。結果としてはサッカー2本が新作では上位4位以内に収まるという、「サッカー色の強い」ランキングとなった。特に『イナズマイレブン』は、サッカーをメインディッシュとしてではなく素材の一つとしてとらえ、自らの独自性を十分に加味した新しいゲームとして世に送り出しているのが好感を持てる。次週以降も上位につくことを期待したい。


(最終更新:2013/08/14)

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