5人に1人は年金生活者……高齢者人口は過去最高の2819万人

2008年09月15日 12:00

高齢者イメージ総務省は9月14日、敬老の日にちなんで高齢者人口に関する調査結果を発表した。それによると2008年9月15日現在推定において65歳以上の高齢者人口は2819万人に達し、総人口に占める割合は22.1%になったことがあきらかになった。人口・割合共に増加の一途をたどり、過去最高を記録している(【発表リリース】)。

スポンサードリンク

日本の人口そのものは戦後上昇を続けているが、1990年以降は上昇カーブが緩やかなものとなり、今世紀に入ってからはほぼ横ばいの状態を示している。その一方、高齢者人口は増加を続け、高齢者と高齢者以外の人口比率は毎年大きな変化を遂げつつある。

2008年9月15日現在の年齢階層別人口比率
2008年9月15日現在の年齢階層別人口比率
高齢者人口の推移
高齢者人口の推移

高齢者層全体が数年前まで累乗的なカーブに近い伸び率を示し、特に75歳以上の高齢層が増えているのが分かる。これは医療制度・技術の発達などによる寿命の延びで、人口統計上から「外れる」高齢者が減ったことによる結果だと思われる。

また、【日本の人口は2055年に8993万人へ減少、国立社会保障・人口問題研究所発表】にもあるように出生率が1.2前後で推移していることもあり、新しく人口統計上に「加わる」人口は横ばい、あるいはやや減る傾向を見せ、結果として「総人口は横ばいかやや減る傾向、高齢者の割合は増える一方」という状況が形成されつつある。

人口推移と高齢者比率
人口推移と高齢者比率

人口の構成比は一朝一夕で変えられるものではない。大胆な政策転換と長い月日が必要になる。若年層の割合を増やして人口減少に歯止めをかけ、国そのものの活性化に結びつけるまでは、「高齢層の数・全体に占める割合は増加する」という現状を正しく認識し、それに対応した社会システムの構築が必要になるだろう。もちろん、これまでの「仕組み」とは色々な変化が求められるに違いない。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ