タスポカードの取得率は3割強・歳と共に増える「面倒」「コンビニで」派

2008年09月27日 12:00

たばこの自動販売機イメージgooリサーチは9月26日、読売新聞社との共同企画調査「タスポに関するアンケート」の結果を発表した。それによると喫煙者の中で現在タスポカードを持っている人は3割強に達しているものの、「取得するつもりは無い」と回答している人も4割強に達していることが明らかになった。たばこ購入のプロセスにおいて、特に中堅層以降に大きな人口移動が起きているものと推測できる(【発表リリース】)。

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今調査はインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」で9月4日から8日に実施され、20歳以上の男女1090人が回答した。年齢階層比や男女比は未発表。

今年春から段階を経て、7月からは日本全国でたばこ自販機用の成人認証カード「タスポ(taspo)」が導入された。たばこの自動販売機ではこの「タスポ」を使って自分が成年なことを証明しないと、原則的にたばこは購入できなくなる。最近では顔認証機能を使いタスポが無くともハードルをクリアできる自販機も登場しているが、数はまだ少数派。もちろんコンビニをはじめとした対面売買の場においては、タスポは必要ない(年齢認証を求められることはある)。

この「タスポ」について、現在取得している喫煙者は全体の34%という結果が出た。

タスポを取得したか(喫煙者対象)
タスポを取得したか(喫煙者対象)
喫煙者は24%。
そのうち43%が
「タスポは要らない」。

約1割がたばこを求めて
コンビニなどへ
新たに足を運ぶ。

一方で「取得するつもりはない」という回答者も43%に達した。現行では「必要ない」と答えていても心変わりをする人、逆に「そのうち取得しよう」と考えていも「やっぱり止めた」とあきらめる人が出てくることを考えると、約4割前後は「タスポは要らない喫煙者」が存在しうることになる。この4割がコンビニやスーパーなどに流れることを考えると、昨今のコンビニの月次業績報告で「タスポ特需」が連呼されるのも当然といえよう。

また、年齢階層別に見ると、若年層ほど「保有率」「取得希望率」が高いことが分かる。たばこへの切望感が強いのかそれとも柔軟性に富んでいるからなのか、新システムへの抵抗感が弱く、わだかまり無くタスポの導入を受け入れられるのだろう。

歳を経るごとに
「タスポは要らない」
と考える人が増える!?

逆に見れば、歳を経るにつれて「取得するつもりはない」とする答えが増えてくるのも興味深い。現在の取得率に大きな差はない(最大で10ポイント)にも関わらず、「取得するつもりはない」という意向は年とともに増加し、50代では実に20代の2倍近くの人が「タスポは要らない」と答えていることになる。これは単に「取得するのが面倒くさい」「手持ちのカードが増えるのはやっかいだ」という考え方からだろうか。それとも「自販機で買えなければコンビニに行けばいいじゃないか」といった合理的な考えが働くからだろうか。実際、別項目で「タスポを持たない理由」を尋ねている(複数回答)が、6割以上の人が「取得するのが面倒」「コンビニなどで買えるから不必要」と答えている。

コンビニの月次報告では来客者の年齢階層別のデータは公開されていない。マーケティング的に非常に重要なデータだからだろう。もし1年前と現在のそれぞれにおいてデータを比較し、今現在の方が高齢者の来客数が増加している傾向が明らかな値として現れているのなら、それらの多くは「タスポ忌避派」によるものだといえるのだが。

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