2008年09月19日
「1年の間にアメリカが失ったもの」をグラフ化してみる
先に【1年の間にアメリカが失ったもの】でNewYorkTimes掲載による、1年間でアメリカの主要金融系29企業の時価総額の変遷を描いた画像(【A Year of Heavy Losses(アメリカにおける一年間の巨大な損失)】)を紹介した。実際にアクセスしてみればその動きなどが一目瞭然なのだが、英語なので読めないなどの意見をいくつかいただいた。そこで掲載されているデータを抽出し、こちらで通常のグラフに書き直してみることにした。
まずは2007年10月9日時点と2008年9月12日時点の主要金融系29企業の時価総額。
2007年10月9日時点と2008年9月12日時点の主要金融系29企業の時価総額
比較対象として当時のドルレート換算をした上でトヨタ自動車と野村ホールディングスを加えてみた。なお名前が赤くくくってあるのは2008年9月12日時点ですでに「退場」しているもの。また、ファニーメイとフレディマックは事実上国有化されたようなものだし、この直後にリーマンブラザーズも破綻したから、これも似たようなもの。ほとんどの企業が大きく時価総額を削られていることが分かる。
次に時価総額騰落率のみでグラフ化したもの。
2007年10月9日時点と2008年9月12日時点の主要金融系29企業・時価総額の騰落率
マイナス100%は要するに「株価がゼロ」、すなわち市場から「退場」してしまったことを意味する。100%でなくともそれに近い銘柄が多いことには驚かされる。ちなみにプラスのもの、つまり一年前より時価総額が増えているものも3銘柄ほどあるが、詳細のコメントを見ると2銘柄は「市場が乱高下しているのでたまたま株価が上がっただけでは」という内容。唯一USバンコークが「他の銀行にあるような問題を回避してきた」とあり、まともに時価総額を増やしたことが分かる。
このように棒グラフ化してみると、改めてこの一年間の市場の下落ぶりが理解できよう。
■関連記事:
【1年の間にアメリカが失ったもの】
これらの書籍が参考になります
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