目にごみなどの異物が入った時の対処法

2008年08月31日 12:00

目イメージ体の各器官の中でも「目」は非常にか弱く、刺激に敏感な器官であることは、自分自身の経験で誰もがよく知っているはず。花粉症の季節ともなれば鼻と共にもっとも早く反応する場所であるし、風などでホコリが入ろうものなら大騒ぎとなる。大切な器官でもあり、同時に常に刺激・危険にさらされている「目」。そこにごみなどの異物が入った時、無理に取り出そうとすると余計に傷つけてしまうかもしれない(無理に目をこすってしまったことのある人も多いだろう)。【Healthday.com】ではアメリカの国立医学図書館の教えとして、目にごみが入った時の対処法を列挙している。

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・手をていねいに洗った上で、明るい部屋で鏡を見ながら目の中を調べる。眼球を上下左右に動かし、異物の場所を特定する。

・目をこすらない(かゆい、異物感があってもがまんする)。

・異物を発見できない場合は、下まぶたを優しく引き下げて目の下側を調べ、同様に、上まぶたを引き上げて上側を調べる。

・もし異物を発見しても無理に取ろうとせず、目やまぶたの内側を水でそっとすすぐ。

・容易に異物を取り出せない、もしくはすでに目が傷ついているようなら、直ちに専門医の治療を受ける。


目への異物混入の事例ひとつをとっても、単に異物が入ったと分かるだけでなく、「異物感が非常に気になってまばたきがとまらない」「充血で目が真っ赤になる」「涙が止まらない」「痛くて目が開けてられない」などの症状がある。このように、「目にごみなどの異物が入ってエラいことになった」という状況は案外多く発生しているようで、インターネット上でも数多くの対処法を見つけることができる。

目イメージ中には「ガーゼや綿棒などで取り除く」という対処法を薦めるところもあるが、眼球などに傷をつけてしまうリスクを考えるとあまりオススメしない。まばたきや目薬、または洗面器に水を入れてその中でまばたきをして目を洗顔し、取り除けるようにしてみよう。

また、羽虫やほこりのような小さなごみではなく、何か細かいものが刺さったり、あるいは液体(薬品など)が目に入ったり、打ち身で違和感・異物感があったときには、素人の対処できるところではない。状況の悪化を防ぐためにガーゼなどで目を軽く覆った上で、至急眼科医の診察を受けるべきだ(場合によっては要救助者を安静に横たえさせたまま、救急車などで運んでもらうこともありうる)。薬品の場合は目に入った直後は何とも無くとも、目の表面で少しずつ反応・凝縮し、傷つけてしまうことがある。油断は大敵。

「目」は常に使う器官であるにも関わらず、耐久度に欠けるところがあり、人体における弱点の一つともされている。一応10月10日は「目の日」とされ、目のことをいたわるようにと言われているが、目の日に限らず常日頃から目に優しい生活、そして万一の時にはすぐに対処できるよう、情報を身に着けておこう。

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