パンくずならぬ「米つぶ」でお縄になった間抜けな人たち

2008年08月30日 12:00

お米イメージ童話「ヘンゼルとグレーテル」でヘンゼルとグレーテルが道に迷わないように、道端にパンくずを落として道しるべにしたのは有名な話。現在ではインターネット上の各ページへの分かりやすい案内の手法名としても使われているこの「パンくず」だが、フィリピンではパンくずならぬ「米つぶ」が大いに役立つ事件が発生した。【Metro.co.uk】によれば「米つぶ」を追跡した警察が、泥棒一味をお縄にするという出来事が発生したのだという。

スポンサードリンク

米袋イメージ警察上層部のDanilo Francisco氏が発表した、事件の詳細は次の通り。フィリピン中央部にある倉庫に、警備の有刺鉄線などを切断し、4人組の賊が侵入。彼らは倉庫内にあったテレビや業務用三輪車、そして米の入った袋を4袋ほど手に入れ、倉庫から逃げ出した。

ところが彼らはその米袋の一つに穴が開いていて、米が少しずつこぼれ落ちていることまでには気がつかなかった。事件発覚後に現場検証をした警察が、倉庫から続いていた「米つぶ」をたどったところ、倉庫からわずか450メートルしか離れていない犯人の家にたどり着いた。そしてその米つぶの形跡が動かぬ証拠となって、4人組はお縄になったという次第。4人組もよもや、「米つぶ」という追跡者がいたことまでには気がつかなかったようだ。

「ヘンゼルとグレーテル」では道端に落とした道しるべのパンくずを小鳥たちが食べてしまい、帰り道が分からなくなってしまう。フィリピンの「4人組」には米つぶを食べてくれるような「小鳥たち」は居なかったようである。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ