ハイブリッド自動車の知名度、ナンバーワンはやはり●●●●

2008年08月24日 12:00

一番知名度の高いハイブリッド自動車イメージインターネット調査会社のマイボイスコムが8月22日までに発表した調査結果によると、もっともよく知られているハイブリッド自動車の車種は[トヨタ自動車(7203)]の「プリウス」であることが明らかになった。回答者のうち実に8割が知っていると答えており、他の車種とは段違いの知名度であることが分かる(【発表リリース】)。

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今調査は8月1日から5日までの間にインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1万4782人、男女比は46対54、年齢階層は30代がもっとも多く37%、ついで40代29%、50代の18%など。

「ハイブリッド自動車」とは言葉通り、複数(ハイブリッド)のエンジンを動力として走る自動車。通常の自動車はガソリンエンジンのみだが、ハイブリッド自動車は(現行ではそのほとんどが)ガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせで走る。ブレーキをかける時などの運動エネルギーを電気に替え、その電気をバッテリーに充電。通常走行時にはモーターを動かしエンジンを補助する仕組み。

ガソリン消費量を節約できるが、構造が多様化する(ガソリンエンジン以外にバッテリーやモーターなどが必要)ため、本体価格が割高になってしまう。それでも最近はガソリン価格の高騰で、大きな注目を集めている。特にアメリカでは関心が高く、プリウスなどは予約が殺到し、購入できるまでに数か月かかるというエピソードがあるほど(【原油高騰対応策・アメリカ人の3割は「●●●の開発」】)。

さて、ハイブリッド自動車として知られている度合いがもっとも高いのは「プリウス」で80.0%という高回答率をはじき出している。

ハイブリッド自動車として知っている車種(複数回答、赤塗りはトヨタ自動車製)
ハイブリッド自動車として知っている車種(複数回答、赤塗りはトヨタ自動車製)

他の上位車両のほとんどが名前に「ハイブリッド」をつけて、自らがハイブリッド自動車であることをアピールしているにも関わらず知名度は最高でも4割足らず。一方でプリウスはそれ単独の名前で2倍の8割に達している。携帯カセット音楽再生機の通称「ウォークマン」や、家庭用(携帯用)ゲーム機の「ニンテンドー」同様に、「プリウス」もハイブリッド自動車の代名詞的な扱いの立ち位置を確保しているのだろう。

なお上記図表に、車種の前に「()」で企業名が記されているのは、それぞれの車種の発売元を指す。企業名の無いものはすべてトヨタ自動車製。上位10位に限って見ると、わずかに二車種[ホンダ(7267)]製のがあるだけで、他の赤塗りしたものはすべてトヨタ製。もともと自動車業界ではシェア比の高いトヨタだが、「プリウス」の圧倒的な知名度もさることながら、ハイブリッド自動車の知名度においてはそれら以上に寡占度が高いことが見て取れよう。

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