「全国展開だから安全」!?~食に関するイメージは「セブンイレブン」「紀伊国屋」がナンバーワン

2008年08月21日 12:00

セブンイレブンイメージgooリサーチは8月19日、食品の安全に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、知っているコンビニエンスストアのうち「(食品関係で)もっとも安全・安心なイメージがある」のは「セブンイレブン」であることが明らかになった。また、スーパー・デパートにおいては「紀伊国屋」がトップについている(【発表リリース】)。

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今調査はgooリサーチモニターのうち食料品を週一回以上購入している人を対象にインターネット経由で行われたもので、調査期間は6月27日から7月1日。有効回答者数は1059人。男女比は521対538で、年齢階層比は24歳以下が152人、その他25~34歳・35~44歳・45~54歳・55~64歳・65歳以上でほぼ均等割り当て。

国内主要コンビニについて、自分が知っている店それぞれについて、食品の面で安全か否かを尋ねたところ、「非常に安全・安心」「まあ安全・安心」を合わせた安全・安心派がもっとも多いのは【セブンイレブン(3382)】で過半数を超えていた。

主要コンビニに対する安全・安心イメージ
主要コンビニに対する安全・安心イメージ
■三大安全・安心
(と思われている)コンビニ
1.セブンイレブン
2.ナチュラルローソン
3.ローソン
(4.ファミリーマート)

セブンイレブンの「安全でない」派はわずか9.4%。10人に1人足らずということになる。また、比較的新参といえる(2001年から事業展開)「ナチュラルローソン」もそのネーミングからか高い評価を得ている(「非常に安全・安心」に限れば、セブンイレブン以上)。

全般的には「全国展開をしている大規模なコンビニチェーン店ほど安全・安心度と思われている度合いが高い」傾向が見受けられる。

ちなみにこの順位は「得票絶対数」ではなく、それぞれのコンビニが得た票の項目別割合によるもの。例えば片方のコンビニAが調査母体全員に知られており、もう片方のコンビニBを知っている人が1割だけでも、それぞれ全員が「非常に安全・安心だ」と回答すればA・Bの両コンビニとも「100%」の値になる。「認知度が低い地方コンビニが不利になる」ということはないのでご安心を。

一方スーパー・デパートでは、「紀伊国屋」がトップについた。そして「ジャスコ」「明治屋ストアー」「イトーヨーカード」と続いている。

主要スーパー・デパートに対する安全・安心イメージ
主要スーパー・デパートに対する安全・安心イメージ
■三大安全・安心
(と思われている)スーパー
1.紀伊国屋
2.ジャスコ
3.明治屋ストアー

スーパー・デパートもコンビニ同様、概して全国展開している企業の方が高い数字を確保している。「大きいことは良いことだ」ではないが、企業体として規模が大きいところほど、安心感を得られるようだ。

また、全般的にコンビニよりスーパー・デパートの方が安全・安心のイメージが強い。「非常に安全・安心だ」の意見割合を見ても、コンビニトップのセブンイレブン以上の率を獲得しているデパートは実に4社。セブンイレブンには及ばなくとも、他のスーパー・デパートの上位陣は押しなべて高い値を得ている。このことから消費者は「コンビニ」と「スーパー・デパート」という業種別においては前者より後者に安全・安心感を得ているものと思われる。


食へのブランド力や
流通食品への安心感は
その企業への
信用・信頼感そのものを
意味する

直前の記事で「食品へのプレミア」について触れているが、その中で「ブランド力」が上位についていた。「ブランド力」のプレミアの高さは、その企業への信用・信頼に他ならない。今調査項目における「安全・安心感」の高さもまた、それぞれのコンビニ・スーパーに対する信用・信頼に置き換えることができるだろう。

食そのものの再確認・再定義・再認識が進む今日この頃。食品を作り送り出す食品メーカーはもちろん、それを流通する(さらに一部は自ら商品を開発・生産する)コンビニやスーパー、デパートも、自らに寄せられた信用・信頼に応える商品やサービスを消費者に提供してほしいものである。

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