「魔法のiらんど」「GREE」など5サイト、「健全」認定受ける

2008年08月30日 12:00

モバイルイメージ携帯電話のサイトの健全性を審査・認証する民間機関の有限責任中間法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)は8月29日、先の7月に公開した掲示板やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などのコミュニティサイトを運営する管理体制の認定基準を満たした「健全」サイト5つを公開した。これらの「健全」サイトは、18歳未満へは原則として適用されるフィルタリングサービス(閲覧できないようにする仕組み)の対象から外す方針(【発表リリース、PDF】)。

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EMAは携帯電話のコンテンツに対する規制強化という社会的に高まる要望に対し、携帯電話の事業者などが自主規制機関として4月に設立されたもの。この機関が7月には業界の自主規制的なものとして22項目のチェックリストを設定。そのリストに基づき、審査が行われている(【「あのケータイ掲示板やSNS、健全!?」22項目のチェックリスト策定】)。

今回認定されたのは次の5サイト。

■認定サイト : 大集合NEO(http://dsneo.jp/)
 事業者名(商号): 株式会社オープンドア

■認定サイト : gumi(http://gu3.jp/)
 事業者名(商号): 株式会社gumi

■認定サイト : GREE (http://gree.jp/)
 事業者名(商号): グリー株式会社

■認定サイト : MySpace モバイル(http://m.myspace.co.jp/)
 事業者名(商号): マイスペース株式会社

■認定サイト : 魔法のi らんど(http://ip.tosp.co.jp/)
 事業者名(商号): 株式会社魔法のi らんど


なお一度認定が行われればそれでオシマイというわけではなく、十分なサイト運用管理体制が維持されているか定期的に監視が行われ、注意・警告・認定取り消しを含む適切な対処が行われる予定。また今後、月2回のペースで認定サイトを公表していくとのこと。

なお今回認定された5サイトの顔ぶれを見ると、今や携帯電話でトップを行く「あのコミュニティサイト」の姿が見当たらない。単に審査の順番待ちなのか、あるいはチェック項目のクリアが現時点の体制では難しいのかもしれない。

またリリースには一度認定を受けても、それぞれのサイトの体制変化次第ではいつでも認定が取り消される、とある。「業界内の自主規制」という決まりの中には処罰ラインが甘く、有名無実化しているものもあるだけに、今認定制度もそうなる可能性がゼロとはいえない。厳粛・厳密な対応を行い、制度の有効性を維持してほしいものだ。


(最終更新:2013/08/03)

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